小児がんの子ども達のアウトドア体験イベントにて

小児がんの子ども達のアウトドア体験イベントにて

11月16日(土)は、アッヴィ&スマイルスマイルプロジェクトさんのイベントへ、4mドームをもってお邪魔しました。参加してくださったのは小児がんの闘病を経験されたお子さんとそのご家族です。
跡部さんと藤田優子で伺いました。

レポートは藤田です。
会場は海が見える大きな体育館でしたが、みるみるキャンプ場に早変わり。そんな体育館の様子にワクワクしながら、私たちも4mドームを膨らませ、海が見える大きな窓には跡部さんが天体望遠鏡も準備しました。家族対抗のボッチャ大会、そしてテントの中でおやつを食べたりおしゃべりしたり…
すっかり打ち解けた雰囲気の中、いよいよ星を見る時間になりました。各回2~3家族ずつの投影でしたが、どのご家族も紙芝居のときからとっても楽しみにしてくださっている様子が伝わって、私もワクワクしながらドームに入りました。ドームの中は夜の9時。
あいにくのお天気で見えなかった満月を見上げるところから、プラネタリウムがスタートです。秋の星座はあまりゆっくり紹介できなかったけれど、みんなのお名前を呼びながらお誕生日星座を眺めました。お名前を呼ぶと大きな声で「はーい!」とお返事してくださって、拍手も起こって、それだけでもうとっても幸せな気持ちになりました。そのあとはロケットにのって地球を飛び出し、太陽系をめぐったあとは宇宙の果てまで旅をして、そしてみんなで地球に帰ってきました。ドームの中は終始とてもあたたかな雰囲気で満ち溢れていました。
スタッフの方々も各回数名ずつドームに入って一緒に星を見てくださいましたが、皆さんの和気あいあいとした雰囲気に、私もとてもリラックスして投影ができました。
プラネタリウムの幸せな空間は、ドームの中にいてくださる方みんなによって作りだされるんだなあと、あらためてしみじみと感じました。一緒に星を見てくださったお一人お一人の「今」に星空が届いていたらいいな、と切に切に願っています。