星つむぎの村の理念
すべての人に星空を
星空は、地球上の全生命にとっての共有の風景です。誰の上にも星空が輝きます。
その星と星の間にある、深淵な宇宙は、すべての生命のふるさとです。
見上げた星のその向こうには、同じ星を見上げている人がきっといます。
時空を超えて人と人をつなぐ、そんな力が星にはあるような気がします。
星空の下で「つどい」、星につながるモノやコトを「つくり」、星の魅力を「つたえ」、
多くの人と「つながり」、そしてホンモノの星をなかなか見られない人にも、星空を「届ける」。
そうしてともに幸せをつくろう。
そんな願いをもった人たちの集まりが「星つむぎの村」です。
村のミッション
「星を介して、人と人をつなぎ、ともに幸せをつくろう」
村のコンセプト
星を見上げたら、宙(そら)が見える
宙が見えたら、いのちを感じる
あなたがそこにいること
わたしがここにいること
星がきっと教えてくれる
歌を口ずさむように、星を見上げよう
共同代表あいさつ
跡部 浩一 Koichi ATOBE
はるか遠くにある星。手は届かないけれど、ここから見上げる星と遠く離れた街から見上げる星と、私たちは同じ星を同時に見ることができる。
はるか昔からある星。「星はすばる」と枕草子に詠まれた星を、私たちは1000年の時を経て今夜、見ることができる。
時空を超えて人と人とをつなぐ星。いつでも誰の上にも輝く星。星が見える夜空を、ともに見上げる仲間を、この星つむぎの村から広げていきませんか。
プロフィール
2003年から2006年の間、山梨県立科学館天文担当として、ライトダウン甲府バレー(当時)の運営やプラネタリウム番組「戦場に輝くベガ」の制作に携わる。2018年、小学校教員から退き、星つむぎの村の専属に。ライトダウンやまなし実行委員会事務局長、スターラウンド八ヶ岳実行委員会事務局長。
高橋 真理子 Mariko TAKAHASHI
「人はなぜ星を見上げるのか」その問にずっと向き合いながら、プラネタリウムや数多くの企画を行う中で、たくさんの人たちにそのこたえを教えてもらってきました。その結果、「星つむぎの村」ができあがりました。
広大な宇宙の存在と、自分自身との間につながりを見出し、星を見上げる視点を思い出すことができれば、一人ひとりはもっと心豊かに、そして世界はもっと美しくなれるはず、という思いで、この仕事に心と体を傾けています。
プロフィール
山梨県立科学館天文担当として、全国のプラネタリウムで類をみない斬新な番組制作や企画を行ったのち、2013年に独立、宇宙と音楽を融合させた公演や出張プラネタリウムを「とどける」仕事へ。
著書に「星空を届けたい! 出張プラネタリウムはじめました」(ほるぷ出版)、「人はなぜ星を見上げるのか―星と人をつなぐ仕事」、「すべての人に星空を―「病院がプラネタリウム」の風景」(新日本出版)。
「星空を届けたい!」は、2024年度より使用されている小学校6年生の国語の教科書(光村図書)に、採用されている。