能登半島地震復興応援 「能登のみなさんとともに見上げる星空」7/23 七尾①

能登半島地震復興応援 「能登のみなさんとともに見上げる星空」7/23 七尾①

4日目 2024年7月23日 石川県七尾市 御祓地区コミュニティセンター

 

珠洲から七尾への途中、能登町の星の観察館「満天星」に立ち寄りました。もう閉館している時間だったので、外観を見ただけでしたが、とてもすてきな場所で、ここで天文合宿をやりたいねと話しました。満天星さんも、望遠鏡の台座が破損するなどの被害があり、5か月の休館を余儀なくされていたと。星の光が地域のみなさんの希望の光となるように活動を再開されています。
七尾駅前のホテルに泊まり、2日間、2か所でプラネタリウム投影を行いました。

 

 

 

 

<イベントレポート>
あまり報道にのらないけれども、わいわいやってきた学童のスタッフさんによれば、「被害がない、という家庭はほとんどない」という状況でした。会場のコミュニティセンターは、七尾駅から近い、市街地の中でしたが、隙間なく建つ住宅の多くは、「危険」の紙がはられて、今にも道路に崩れ落ちそうな建物もたくさん。周辺にお昼ご飯を出せるような飲食店もみんなしまっちゃっている、とのことでした。揺れに対する子ども達の恐怖心は、まだまだたくさん残っている、とおっしゃっていました。(たかはし)

3回投影を行いました。「宇宙に行くぞ!」とスタッフが言うと、「オー。」という大きな声をあげるとても元気な子供達です。活き活きとした表情をしていました。
投影後は、地球ゴマ、星座カード、星のストラップの制作。こちらも大盛況で、地球ゴマを5個作った子供達もいました。
街の中には、たくさんの家々に危険や要注意の貼り紙がしてあります。全壊の家、ブルーシートがかかっている家、和倉温泉の旅館はビルごと傾いていました。そんな中、子供達は学校や幼稚園保育園に通っています。非日常の中に日常がある感じです。
子供達は、今外見上は元気一杯ですが、元日の日、地震と津波警報でとても怖い思いをして、今でも地震があると、「また、逃げなあかんの。」とおびえるそうです。
外食するお店も被災して少なくなっています。楽しみが減ってしまった子供達にプラネタリウムを届いることは、子供達に喜びや和みを与えられて、意義のあることだと思いました。心のケアの一つになります。これからも、どうやって寄り添えばいいか、何ができるのかを村人の方々と一緒に考えていきたいです。(ゆかこ)