能登半島地震復興応援 「能登のみなさんとともに見上げる星空」7/22 珠洲

3日目 2024年7月22日 石川県珠洲市 三崎公民館(午前)珠洲市総合病院(午後)
輪島から珠洲に来て、見附島のあたりを見てきました。倒壊した民家や、通れなくなっている橋、閉まっているコンビニなど、まだまだ復興が手つかずな様子でした。
マンホールが1mぐらい盛り上がってそのままなところもありました。
<イベントレポート>
午前中は、珠洲市三崎公民館。ここは避難所になっていて、ピースウィンズのみなさんの活動の拠点になっています。となりの三崎中学校の校庭には、仮設住宅が作られていました。
2回のプラネタリウム投影とワークショップ。ボックス型ミニプラネタリウム作りもしました。
子どもさんは少なかったのですが、星座カードづくりや地球ごまつくりを楽しんでもらいました。
ご高齢の方の参加者には、榊原さんのおなかの保健室が人気。お茶をめしあがっていただきながら、マッサージで避難生活の疲れを癒してもらいました。
企業ボランティアでいらしていた支援スタッフは、プラネタリウムの星空を見上げながら被災された方々ことを思い、涙を流されていました。(あとべ)
午後は、珠洲市総合病院へ。患者さんにもイベントに参加してもらう予定もありましたが、新型コロナウィルスの感染対策のために、スタッフとその家族だけの参加となりました。
それでも、午後だけで5回の投影。夏休みに入るので、学校へ通信表をもらいに行っていたスタッフとそのご家族も駆けつけてくださいました。石川県では、夏休みに入ったらすぐに保護者が学校に行き、通信表をもらってくる「通信簿渡し」という習慣があるそうです。大変だけれど、そうした日常をなんとか取り戻していくことが、特に子どもたちの心の安定につながるのではないかと思いました。
空き病室の天井に映し出したプラネタリウムの星空を見てくださったドクターやナースのみなさん。それぞれが、何かしらの被災をされている中、病院で患者さんのケアにあたる毎日。
ご自身の心を支えていくことも大変なのだろうと想像します。「だいぶ心が軽くなりました」と涙しながらお話ししてくださった看護師さんたちに、これからも寄り添っていきたいと思いました。(あとべ)