大泉特別支援学校にて

7/20日(土)は、練馬区にある大泉特別支援学校へ、7Mドームをもってお邪魔してきました。TOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトの一環です。村の参加者は藤田一家、三重野一家、大鹿さん、谷口です。全部で7回、谷口と藤田優子、藤田夫妻が投影しました。
レポートは谷口と藤田優子です。まずは谷口のレポートから。
☆☆☆
コロナで中止になっていた夏祭りの復活ということで、生徒さんとそのご家族に向けたスーパーパワフルなプラネタリウムでした。準備中からわくわくして膨らむ様子を見に来てくれたお子さんが、その後もちょくちょく様子を見に来ては、最後はジュースの差し入れまで届けてくれました。
ドームのそばでの話は聞こえてしまうので気を付けなければならない、ドームのばたばた対策などに中の人間は数人必要など改善できそうな部分もありました。特に急遽増えた最後の投影では投影者の藤田夫妻以外誰も入らずでしたので、臨機応変にすべき部分でした。
途中、退出してきた親子がいて、小さなお子さんの様子が気になったのと、お母さん自身が閉所恐怖症気味で難しかったとのこと。中に娘さんと旦那さんが残っているとのことで、数分ですが、どんな映像が中で見えているかPC上でお見せしました。地球が回っている様子を見せた時に、こんなきれいなものが見えてるんですね…とつぶやいていたのが印象的でした。
☆☆☆
続いて藤田のレポートです。
練馬区に住んでいる肢体不自由の子どもたちには、通える特別支援学校が二つあります。
ひとつは昨年末に星空を届けた都立志村特別支援学校。そしてもうひとつが今回の都立大泉特別支援学校です。
我が家は大泉特別支援学校の学区にあるので、こどもの一樹の就学先を決めるにあたってはお話を聞きに行ったり、見学に行ったり、何度も相談に乗っていただいたりしてきました。
また地域の学校を選択し就学した今も、センター的な役割として学校に来ていただいたり先生たちが伺ったり、見えないところでたくさん支えていただいています。
そんな大泉特別支援学校の夏祭りといえば、それはそれは盛大で。
地域の方々もみんな一緒になって、先生たちも歌ったり踊ったり、ギターを弾いたり・・・
とっても楽しい一大イベントなのだと、一樹が小さい頃に先輩お母さんたちがいつもお話してくださっていました。
だから今回、その夏祭りのイベントとして星つむぎの村のプラネタリウムを呼んでくださったと聞いて、びっくり!
コロナでずっと開催されなかった夏祭り。
PTAの役員のみなさんも、先生方も、そして集まってこられた児童生徒の皆さんもご家族も、とにかく笑顔が絶えないパワフルで楽しい夏祭りでした。
コロナ前のようにはいかないけれど、前へと歩みを進めようというその新しい一歩に、私たちのプラネタリウムがともに居られたこと、とても嬉しく思いました。
ドームには各回30名ほどが集まってくださいました。
支援学校の皆さんは浴衣や甚兵衛を着て、先生方は法被を羽織って、案内するこちらがわくわくしてしまうようなお祭りの景色でした。
跡部さんがいなかったので、始まる前の紙芝居は子どもたちが担当しました。
一樹と、湊と、だいちゃんが、「宇宙旅行に行くぞー」
というと、みなさんとてもあたたかく笑顔で「おー!!!!」と答えてくださって、
みんながにこにこ嬉しい気持ちでドームに入っていきました。
☆☆☆
法被を着た校長先生もドームに寝っ転がって星を見てくださいました。
副校長先生は暑い中、台車でゴロゴロ一緒に機材を運んでくださいました。
PTAの皆さんはずっと笑顔で走り回っていらっしゃいました。
しみじみ、いい学校だなぁと思いました。
「今日はありがとう~」「名前たくさん呼んでもらって嬉しかったよ」
「会えて嬉しかったよ~」
そんな言葉をかけてもらって、私も夜までずっと、ふわふわ嬉しい気持ちでした。
同じ空の下、一緒に頑張ろう。素直にそんな風に思えた熱い一日でした。