岐阜市民病院にて

岐阜市民病院にて

7月29日(月)岐阜市民病院サルビアホールにて、7mドーム6回、個室にて天井投影1回を実施しました!
コロナ前からご縁をつなぎつづけている病院です。

村の参加者は、高橋、谷口(にっち)、安藤、浮森、野寺(のでりん)、内海(すばる星人)の6人です。

レポートは安藤晃子より。

①9:00 小人1人 母1人 スタッフ2人 お話真理子さん サブにっち
②9:30 小人1人 母1人 スタッフ2人 お話にっち サブすばる星人さん
③10:30 小人1人 スタッフ2人 お話真理子さん サブうきちゃん
④11:30  小人3人 母1人 スタッフ2人 Dr1人 学生2人 お話にっち サブのでりん
⑤14:00(病室天井)両親、6歳の患児、4歳弟、2歳妹 お話真理子さん 晃子
職員さんたちが見せてほしいと、数人こられ、にっち(1人)と真理子さん(2人)で一回ずつ 5分程度の投影
⑥16:00 小人1人 母1人 スタッフ2人   お話にっち サブ晃子
⑦16:30 小人2人 母2人 スタッフ2人 研修医3人 お話にっち サブ晃子(短縮版)

 

 

 

 

 

 

 

 

・臨床心理士さんが窓口となり、毎年この時期に開催してくださっています。一人の看護師さんがプラネタリウム担当をしてくださり、病室からホールまで患者さんの送り迎えなど行ってくださっていました。病院の窓口となっていらっしゃる臨床心理士さんはじめ、病棟看護師さん、皆さんがとっても歓迎してくれているのがすごく伝わりました。小児科の部長先生も仕事の合間に来てくださり、「お金の続く限りこれからもお呼びしたい」といってくださいました。研修医の先生方や事務の方も「私たちもみれますか」とホールをのぞいてくれました。医療従事者のみなさん自身も楽しみながら関わってくれている様子に、来年は医療者への投影も検討しようかなとおっしゃってみえました。看護師さんから「医療者も病棟でできることは頑張っているんですけど、やっぱり限界があって、こうやって外から楽しいことを運んでくれるってとても大切だと思います」と言っていただけて、こういう気持ちをもってお仕事をされている医療者に、娘のかつての闘病生活もかぶり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。あの時、娘のいる病院に星つむぎの村が来てくれたから、今の私、今の家族があります。

・感染に特に注意が必要なお子さんは、一度に入る人数を制限し1~2家族、村人も1人としていました。絨毯の床にエアマットやクッションマットを敷いて、寝た時に気持ちよくみれるように配慮されていました。「感染が心配だからできないよね」ではなく、「こうやったらできるよね」という発想で日々お仕事をされているそうです。
今回朝から夕方まで7回投影にしたのは、予定していても急遽検査や処置で時間がずれることもありますが、時間がずれてもみんながみれるよう臨機応変に対応できるよう回数を増やしたのだそうです。素晴らしいです。

・感染に注意が必要な回で、1家族に対して投影をしていた回、ドームに入るのもちょっと怖くてお母さんにしがみついて何とか一緒に仰向けになった小さなお子さんが、火星が近づいてきたときに怖くなって泣き出しました。1家族に向けた投影で、そのお子さんが泣き出したとき、自分が投影する立場だったら、あたふたして頭が真っ白になり言葉が出てこなくなるかもしれないと思いました。そんな時、にっちは、その子のお名前を何度も呼びながら語りかけ、予定していた内容を急遽変更し、早めに朝を連れてきたのでした。にっちの語りは、そのお子さんと一緒に地球を飛び出し宇宙に行って一緒に帰ってきたんだなと感じました。軸はそのお子さんにある投影でした。素晴らしかったです。

・個室投影はさらに少人数、真理子さんと私で伺いました。Aくんのベッドをとりかこんで、ご家族そろってのプラネタリウム。
Aくんの頭元の隣に真理子さんがいる、ベッドを取り囲むように家族がいる、そんな位置でした。満天の星が浮かび上がった時点で、ご両親は涙でいっぱいになっていました。2歳の妹ちゃんは、きらきら星が聞こえると両手を振ったり、火星が近づくと両手を挙げてとばし、宇宙から帰ってきたときも火星と同じく地球を飛ばすしぐさをし、楽しんでいました。惑星のところでは3人仲良く宇宙飛行士になって登場。家族みんな喜ばれていました。
そして、Aくんの生まれた日の空は、本当に特別な空。今一緒にここにいる、確かに一緒にこのプラネタリウムを見た、この経験がご家族にとってほんの少しでも心の灯になるといいなと願います。かけがえのない時間をご一緒させていただき、ありがとうございました。