中野みずいろにて
【中野みずいろにて】
7月25日、中野区放課後デイサービスセンター みずいろに4mドームで星空を届けに行きました。TOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトの一環です。
夏休みの放課後デイ、担当者さんがお隣の中野区子ども発達センターたんぽぽさんにも声をかけてくださり、2施設の皆さんと一緒に星をみました。
元は肢体不自由の子どもたちの特別支援学級だったところを放課後デイとして活用されているのだそうです。
明るくて広々とした、とても素敵な場所でした。
参加者は跡部、高木、岡崎、藤田家5人。
投影は高木りょっぴぃと藤田優子、藤田夫妻です。
お昼ご飯を終えた小中学生たちがふら~りやってきては、なんだか見慣れないドームを遠巻きに眺めたり、周りをぐるぐる回ってみたり。
「わくわくどきどき」を体中で表現しながらやってくる子どもたちと一緒に、全部で5回、投影をしました。
不安そうな顔をしているお子さんにはスタッフさんが元気に励まし、声をかけ、一緒にドームに入っていきます。
「こわいよう」「こわいよう」と言っていたお子さんは、りょっぴぃの投影を見た後、GOODのサインをしながら一番いい顔でドームから出てきましたよ。入ろうとしたけどやっぱりどうしても怖くて入れなかったお子さんもいました。
スタッフの方が悔しそうに、「あの子、一番見せたかったんだよなー」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
その言葉から、きっとスタッフの皆さんの想いあふれるイベントだったのだろうなぁということが伝わって、ありがたいなぁと胸が熱くなりました。
そして、すっかりりょっぴぃの語りに魅了されたお子さんは、
「僕に星を見せてくれた人のお名前なんだっけ?」「どこから来てくれたの?」「明日も来る?」「次いつ来る?」
と何度も尋ねてくれました。投影が終わった後も、スタッフの皆さんとともにたくさんのお子さんたちが部屋に来てくださり、とっても穏やかであたたかなひとときをご一緒させていただきました。いつもいつも思うこと。
いつもいつもいつも、思います。
星空の下、こんなに素直に、こんなに気持ちよく、体中で想いを表現する子どもたち。
この子たちと一緒に過ごせないことは、健常者にとって、そして社会にとって大きな損失だと思うのです。「また一緒に星を見ましょうね。」
そんな言葉を、ほんとうにしていきたいなと心からそう思いました。