蓮實さんより
「がんの子どもを守る会福島支部」で活動されている蓮實さんの感想です。ありがとうございます。写真は、2019年2月に共におこなったプラネタリウムのときのもの。
★★★
私が真理子さんにお会いしたことは1度だけだけどとても印象深い。病院の中で行われたプラネタリウムの時(私はボランティアで参加)車に機材を積み山梨から福島までいらっしゃって、今着いたんですーと疲れていたろうに笑顔で、人の為にたくさん動いてきた方なんだなとすぐに分かった。
プラネタリウムでは真理子さんのあたたかい語りに、寝っ転がってみる宇宙に胸がいっぱいになった。
娘はもう退院後だったけど、入院中にこんな素敵な星空が病院で見られたらよかったなぁと思った。
そのあと何回かメッセージのやり取りをさせてもらって、びっくりする偶然があって。
病院の部屋は白い壁に白い天井。
カーテンで仕切られ、私たち親子は途中他の病院に少し転院もしたけど約1年そこで暮らした。
空を見ようともしなかった。
見るもんかとも思った。
見てしまうと外の世界の人たちが羨ましくなってしまうから。
この本を読みながらたくさん泣いた。9章に書かれている男の子は星空が大好きな本当に素敵な男の子だった。
娘と同時期に入院していたのでよく覚えている。
彼にプラネタリウムを届けることが間に合わなかったことからネット配信のフライングプラネタリウムが生まれたことに感じるものがある。
色々と思い出すことが、込み上げるものがあるが、髙橋真理子さんのこの著書是非読んでみてください。
今、このすっかり変わってしまった閉塞感のある世界。
光は暗闇から生まれるという真理子さんの言葉が強く心に響きます。全ての人に星空を。