しきの会@あおぞら共和国

しきの会@あおぞら共和国

11月19日(土)、山梨では「ライトダウンやまなし」が開催されました。山梨のあちこちで星を見上げるイベントが開催されました。そして、その日に、愛知県から「しきの会」のみなさんが、北杜市のあおぞら共和国へ。「しきの会」、障害があってもなくてもとにかくみんなで楽しくやろう!という素敵な会です。 今回は、ライトダウン事業のため、跡部や高橋が対応できなかったため、星つむぎの村の村人で、ユニバーサルデザイン観望会の経験も多い、藤原さん・そらりさんが京都から! 望遠鏡たくさんもっておられる内海さんが愛知から! きてくれました。 また、地元メンバーとして、立岩さんと安江さんも。
以下、当日の様子です!

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そらりさんの司会で始まり、すばる星人さんによる星空解説、その後、屈折望遠鏡、対空双眼鏡、バリアフリー望遠鏡、シュミカセによる電子観望といった機材でからだの動きやすさに関係なくすべての方に木星や土星、火星などを見ていただきました。
また、ホールでの星の写真のプレゼントや星座カードも好評で、時間をオーバーするほどの人気ぶりでした。
次の日、人工呼吸器ユーザーの方から視線コミュニケーションで「ほしがとてもきれいですてきでした」と感想をいただきました。 (藤原さん)

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私たちが夕方、合流した時はもう準備バッチリ:okサイン:ただ雲が多い空で、ちょっぴり不安に…
そんな中、19時から中庭での観望会スタート:超びっくりマーク:
そらりさんのMCで、星つむぎの村の紹介&本日のスタッフ自己紹介に続いて、すばる星人さんの星空案内。
案内が始まるとなんと雲が切れてきて…
夏の大さんかく、カシオペア、北極星、スバル、カペラ、木星、土星、火星…と案内していただきました。皆さん歓声をあげながら空を見上げていらっしゃいました。望遠鏡で惑星、双眼鏡ではスバル、火星を観ていただきました。アルビレオが見てもらえなかったのが残念でした:うぇーん:(結構忙しく見え隠れする状態で:あせあせ:)
野外ステージには、まさじぃさんが土星や木星を映し出してくれました。子どもたちがそこに集まって「土星を持ち上げたよー」と盛り上がっていた姿が、とっても可愛くて印象的でした:ダブルハート:ユニバーサル望遠鏡は接眼レンズの部分が長く伸びて、しかもかなりの可動域なので、子どもさんや車いす、ストレッチャーに対応できる優れもの:超びっくりマーク:
そらりさんが作成されたとのことで、実際に覗かせてもらいましたが、とても素晴らしい機能だなぁと感動しました。私が持参した、星空案内用のスーパー懐中電灯で子どもたちと一緒に夏の大三角や、そこにまつわる星座たちを指してみたり(次は私~、次は僕の番と大変でしたが:あせあせ:)星座のお話しをしました。外の観望会は20時近くまで続き…
ホールでは、一足先に子どもたちがみかりん指導の元、星座カード作りを始めていました。
こちらも「自分の誕生日星座じゃなくて、カッコいいからさそり座にする~:さそり:
「私は可愛いからおとめ座:おとめ座:」とにぎやかでした:音符:
後から若者チームも参加してくれて、それぞれ世界にひとつだけのオリジナルカードを作成しました:okサイン:車椅子やストレッチャーの方々にも観望会、ワークショップを体験していただくことができて、本当によかったです(*´▽`*)今まで、なかなか星つむぎの村の活動に参加することができなかった私にとっても、皆さんと一緒に見上げた星空やカード作り…短い時間でしたがかけがいのない思い出になりました:星2: (立岩さん)

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「しきの会」の関さんより素敵な感想が届いています。

あおぞら共和国の利用は
コロナウィルスの影響があり3年ぶりの利用となりました。
現在、小牧特別支援学校の高校1年生となった人工呼吸器ユーザーの長女も
大変心待ちにしており、今回は同級生の友人も参加してくれました。
県外への旅行は初めてだという子もいました。
当時参加者の大人が面倒見ていた兄弟のこどもたちも成長し
娘の友人の車いすを押したり、夜遅くまでカードゲームをしていたり
それぞれの初めてが折り重なってみんなの満足につながる2日間でした。

そんな中で、みんな揃って星空観察会ができたことは
いうまでもなく大変良い機会でありました。

(愛知県に比べて)寒空の下で見上げ歓声をあげ、感動の経験を共有したことは
一生忘れることができない大切な思い出になったことだと思います。
みなさん本当に親切で、準備から片付けまで長時間屋外で作業していただき
大変感謝しております。よろしくお伝えください。

娘がキャンプの中で一番楽しかった経験として
「ほしがとてもきれいですてきでした」と直接お礼が言えたこと
僕ら親もうれしかったです。

普段夜に外を歩き星空を見上げる経験はなかったと思います。
そんな僕らにとって日常的で、障がいを持つ子供たちにとって非日常な経験を
一つにつないでいただいたおかげで、僕らの絆は深まりました。