ゆりナイト第2夜

ゆりナイト第2夜

5月13日(金)、日本橋にある「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」において、寝たきり天体少女・ゆりなちゃんの企画として、「ゆりナイト第2夜」が開催されました。去年11月にはじめて「ゆりナイト」が開催された様子はこちら
今回のプログラムは以下のような流れ。
オリィさんからのご挨拶。
ゆりなちゃんのあいさつと星空解説、おひつじ座のお話。
星つむぎの村の高橋にバトンタッチされ、やはりその日の星の様子から、星座のこと。星座の数は88であることから、ピアノの鍵盤の数と同じ・・・ということで、ゆりなちゃんのひいた「きらきら星」で星座をながめ。
おりひめ星に関するクイズにこたえてもらいつつ、おりひめ星は、東京付近でも、時間さえ選べば1年中みられること、もっと北に行けば、沈まない星であることのお話。せっかくアラスカの緯度まですすんだので・・オーロラも見る!
ゆりなちゃん作曲のモルフォ蝶の歌にあわせて。
その後は、宇宙へ。ゆりなちゃんの威風堂々の音楽にあわせて、天王星へ。そこに連れてきてくれたのは、ゆりにゃー号にのったゆりなちゃん。オリヒメも一緒。 もしこんな光景がいつか実現したら、みんなオリヒメパイロットになりたくてしょうがないですね。
そして宇宙の果てへいって、もどってきて、ゆりなちゃんからのメッセージ。
最後は、今回も星つむぎの歌の手話を一緒にやりました。

ゆりなちゃんのお母さんのレポートはこちらから

今回、お手伝いとお客さんとしてきた村人あわせて10人が集結できました。
村人のよーだのレポートです。
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分身ロボットカフェDAWNの入り口では、モルフォ蝶の青い衣装を着たオリヒメゆりなちゃんがみんなを迎えてくれました。そして、一人一人に星の形をしたサンキャッチャーのプレゼントを用意してくれていました。今日のお土産にと、ゆりなちゃんが1つずつ糸にビーズを通して作ってくれたそうです。青いビーズと蝶のビーズがあり、まるで星の上をモルフォ蝶が飛んでいるみたいでした。

各テーブルにはオリヒメがいて、最初は夕食を食べながらパイロットの方とお話を楽しまれていました。そして、お話がひと段落した頃にゆりナイトが始まります。ゆりなちゃんのカウントダウンと共に、スクリーンだけでなくカフェの天井にもたくさんの星が輝きました。ゆりなちゃんは、今夜の星空をお話してくれました。星が昇ってくる時間のクイズもあり、会場のみなさんも拍手で回答されていました。春の大三角についてのお話もありました。春の夫婦星と言われているアルクトゥールスとスピカは、どんどん近づいていき…6万年後に一緒になると聞いて、素敵だなと思いました。また、星座の数とピアノの鍵盤の数は88個で同じだというお話もありました。私はそのことに今まで気がつかなかったのですが、星と音楽はやっぱりどこか近い存在だなと改めて感じました。

織姫星のベガが沈まない場所、アラスカにも旅をしました。そして、モルフォ蝶の歌と共に綺麗なオーロラが見えてきました。モルフォ蝶の歌は、ゆりなちゃんが作曲した曲です。優しい旋律が、オーロラの動きにとてもあっていて素敵でした。地球を出発して、宇宙旅行にも出かけました。だれでもピアノでゆりなちゃんが演奏する「威風堂々」を聴きながら、天王星に行くこともできました。そして最後に、星つむぎの歌を手話で歌いました。一緒に手話で歌ってくださる方もいて、みんなの心が1つになったような気がしてとても嬉しかったです。

出口のところでは、オリィさんがオリヒメゆりなちゃんを持ってお見送りしてくれました。来ていただいた方々は、一緒に写真を撮ったり話をしたりして、名残惜しそうに…笑顔で帰られていきました。ゆりなちゃんの言葉は、ひとつひとつが心あたたかい気持ちになります。みんなで一緒に星を見ることができて、とても幸せな時間を過ごさせていただきました。きっと、それぞれの場所でサンキャッチャーを見ながら、この夜のことを想い出すのかなと思います。