大倉山相談室主催、ドームプラネタリウム

大倉山相談室主催、ドームプラネタリウム

3月23日、「大倉山相談室」主催、横浜ラポールのラポール座に4mドームがたちました。感染症対策に、すみずみ気をつけながら、「大倉山相談室」を利用されているご家族や方々が、1~3組ずつはいって、ご覧になりました。
星つむぎの村からは、高橋、跡部、黒井、薗頭(午前)、勅使河原(午後)、illy(午後)が参加。
終わったあとの、コミュニケーションする時間がとてもゆったり優しく流れていて、素敵なエピソードがたくさんです。
TOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトにご支援いただきました。

以下、参加メンバーからのそれぞれレポートです。


(illy)
村人になってからずっと参加したいと思いながらも、コロナ禍で、中々叶わずでしたが、
その間もこちらでのレポートを拝読し、目頭が熱くなったり、気づきや学びを沢山いただいています。

短い時間の中でも忘れられない瞬間が多くありました。
その中の一つで、観終わった後にお子さんと一緒に来てくださったお母様が、
「以前プラネタリウムを観に科学館に行ったけど、会場に入ってもすぐに出てしまい、観ることができなかった。もうきっと観ることはできないんだと思っていた。今回スタッフの方が声を出しても、じっとしてなくても大丈夫と声をかけてくれたから一緒に観ることができてよかった。本当の星空も観せてあげたくなった。」というようなお話をしてくださいました。私は、その親子さんと一緒にプラネタリウムを観ていたのですが、最初ご機嫌に動き回っていたお子さんが、どんどん星空に魅せられるように眼をランランとさせ、じっとお母さんに寄り添いながら、すごい集中力で見上げている姿を見ました。
見上げながら色んな声を発して、今感じている想いを伝えてくださっているようにも感じて、同じ時を過ごせたことが嬉しかったです。会場が居心地よかったのも、皆さんのあたたかさのおかげだったのだろうなと感じています。

(てし)
憧れの:目が星:4mドームさん、初めまして!
先日の三鷹星マルシェで、リアル村人の皆さんにお会いし、テンション高めをキープしつつ、小田原から新幹線で新横浜へ。ボランティアとは、名ばかり~、眼は星!観たい!体験したい!初心者マークを額に貼り付け、そわそわ:苦笑い:のわたし。
参加者の方々と一緒に、ドームの中、ゴロンと仰向けで見せていただきました。(感謝:ダブルハート:
星空から降ってくるような真理子さんの声に、ふわりと空飛ぶ乗り物にでも乗ったように、地球を飛び立ち、ひょ~っと宇宙旅行に行ってしまいました。「おはようございます。今日も良い一日になりますように」と真理子さんの声が聞こえても、起き上がれないわたし。(しっかりしろ!ボランティアなんだから~。)
よろよろと、ドームを出ると、大きな笑顔のペコちゃんが、受け止めてくれました。
しばらくボーっとしておりましたが、脳内の血流はビュンビュン巡り、やがて晴れやかな気持ちが降りてきました。自分のことばかりになってしまいました。

レポート、レポート。
一緒にドームに入った、女の子とお母さん。目をつぶってカウントダウンしてねのタイミングで、暗い中、さらに目をつぶるのが怖かったのか、二人はおでこをくっつけて、カウントダウンをしていました。とっても素敵な光景でした。 また、ヘルパーさんと参加の青年は、不安なのか、ずう~っと携帯を耳にあてて、誰かと話を続けていました。真理子さんは、彼
の名前を呼んで、電話中ねぇ~と余裕のコメント。しかし、後半、太陽の話あたりから、ピタッと携帯を止め、眼は天空に釘付け、耳も解放され、おーおーと低い声を上げて集中しているではありませんか!こちらが感動してしまいました。
ドームを出てきた彼は、あ~ん、あ~んと泣いたのです。私は、ビックリして、ヘルパーさんと、大丈夫?と声を掛けたのですが、「演技だよ~」と言って去っていきました。
泣きたい気持になるほど、彼の心が揺さぶられたのではないでしょうか。
ドーム初心者の私は、すごく共感できました。

(ペコ)
地元横浜は土地柄新しいものを受け入れやすい土地柄があるように思いいます。
実は主催者の右田さんとは横浜市の委託事業で開催された5年前の
ソーシャルビジネススタートアップ講座の同期生です。
同じ時期に社会貢献出来る事はないかと模索していた仲間です。
その当時はまだ障害にまつわる相談室も
横浜みんなでプラネタリウムもアイデア段階でした。

今回3年前の横浜ラポールで行った横浜みんなでプラネタリウムを右田さんが感動して下さり
「横浜にプラネタリウムを見せたい人達がいっぱいいるんです。ぜったいまたやりたい!」と
願っていた頃に横浜港のダイヤモンドプリンセス号でのコロナ禍が騒がれ始めました。
それでも、右田さんは情熱の灯を消さずに持っていてくださりました。

今回横浜ラポールで3年ぶりにプラネタリウムを開催できました。感染対策の工夫をして、
ドームに入る人数の制限をして
なので
顔が分かるアットホームな雰囲気のまま会がすすんでいきます。

入る前の緊張感
終わった後の開放感安心感
感想もお一人お一人にゆっくり聞けて
みんなでこどもたちを囲んでお話もできて…
あの規模だから
あの人に誘われたから
あの人が大丈夫っていうなら
そんな口コミで集まってくださったみなさまが語ってくれる言葉に
コロナ禍を過ごしてきたここまでの想いがつまっていました。

感想にはお一人お一人に心のほわっとする言葉が残してありました。私も久しぶりに
プラネタリウムを見せていただきました。
小林真人さんのふるさとのピアノと共に宇宙空間に
うさぎ座やユニコーン座やイルカ座を探し、星になったこどもたちを探していました。
でももうすぐ旅を終えて地球に帰って来る直前で、探しきれなかったともだちに気がついてしまった!と
キョロキョロしていると
「そんな遠くにいないよ
もっと近くにいるでしょって…」
聞こえたような気がして
地球に帰ってきても
ズームされるように体の中に星を取り込んでいました。
そうか!!その子は
私の内側の宇宙にいる!
深ーい所にいると気が付きました。外なる宇宙と内なる宇宙とがあるのかも!と
改めて気が付きゾワゾワしました。

私たちのすべてがある宇宙も
宇宙をぜーんぶ取り込んでる自分も
全てを見ることは難しい
でも感じることは出来るのかもしれません。
でもここにあることだけは確かなんだな…あまりに感動しすぎて
レポートとして言葉にするのに時間が必要でした。それくらい
久しぶりの再会とドームプラネタリウムは強烈なエネルギーを放っていました。
またみんなで星を見上げましょうね!