7月の片桐プロジェクト

7月の片桐プロジェクト

「片桐PJ巡回プログラム」7月分についてです。
7月は、小倉医療センターと高松医療センターでした。それ以外にも有償枠として、熊本再春医療センター、富山病院、
まつもと医療センター、いわき病院でも長期にわたって、プラネタリウムをやってくださいました。
星空を見上げることが日常になっていけば・・という願いが、みなさんの手によって、少しずつ実現しています。

小倉医療センターからいただいた感想を掲載します

<ご覧なった方々のようす>
当院では2か月~15歳の患者さんとご家族を対象に、プレイルーム(1,2組ずつ)や個室で上映をしました。プレイルームでは、マットに寝ころんだり、座ったまま星空を見上げたりして見ました。 「うわー!いっぱい星がある!」と嬉しそうに星空を眺めていた子、「バイバーイ」と星や惑星に手を振る子、不思議そうにじっと見る子や、明るくなると光を追ってみる子、星座に驚いた子、星や惑星が見えると興味津々で見つめる子、真剣な表情で夢中になって見る子、親子で自分の星座の話をしながら見る親子、星が好きで星の話をスタッフに話しながら星空を楽しむ子、子どもの様子を嬉しそうに見ながらご家族も一緒にプラネタリウムを楽しまれていました。  「親子でリフレッシュすることができました。」「宇宙にいる気分になった。」「七夕らしいことを経験させてあげられてよかった。」「たくさんの星に吸い込まれそうでした。」などと感想をいただきました。

<スタッフさんの感想>
今回、病棟が忙しい週だったため、途中途中でしか見ることができなかったスタッフが多かったですが、みなさん合間を見てプラネタリウムを見にきていました。「星空を見ると癒される。」「何十年ぶりに星を見ただろう。」「落ち着く空間だった。」「とても素敵な空間だった。」「声が素敵で癒された。」「子どもたちのいろんな表情が見ることができた。」等、みなさん喜ばれていました。「ぜひ、また借りたい。」という声がたくさん聴かれました。この度はありがとうございました。

 

※片桐PJ巡回プログラムとは
今年4月から「すべての人に星空を―片桐PJ巡回プログラム」がはじまりました。国立病院の全国保育士協議会の会長をつとめられておられた片桐有佳さんが、去年末、突然、星になってしまいました。大きな衝撃と哀しみは続きますが、片桐さんに大きな影響を受けていた保育士のみなさんは、彼女の強い意志を継ぐ、ということを口々におっしゃっています。
星つむぎの村は「病院がプラネタリウム」がはじまった年から、片桐さんには、大変お世話になってきました。彼女のおかげで、病院内で療育環境にある方々との出逢いがたくさんひろがりました。
彼女がいつもソラから見守ってくれるように、そのことを、みんなが感じてくれるように、彼女の「人々が当たり前に見上げる夜空を、利用者さんも見上げてほしい」という思いを継げるように・・そんな願いを込めてこのプロジェクトを始動しました。