クラーク記念国際高等学校にて

参加者は、跡部さん、みかりん、桒原さん、りょっぴぃです。りょっぴぃから、プラネタリウムのレポートです。
八ヶ岳で星を見ることを主な目的とした合宿だったようです。僕たちが来る前に、すでにひとりひとり、手作り望遠鏡を作って星を見る準備万全な状態で集合。元々、星に興味がある生徒さんが多く参加されていたようでした。クラーク記念国際高等学校には宇宙教育プロジェクト「宇宙探求部」というチームがあって、高校生が人口衛星を打ち上げたり、星空ライブカメラの制作や、模擬月面でお米を作る実験をしていたりするようです。そんなこんなを事前に少しHPを見て予習しつつ、投影をはじめました。
全国各地から80名、生徒さんが集まっているときいていたので、まずは出席確認。
関東から来た人~!関西から来た人~!九州~!四国はいる~?と手を挙げてもらいつつ、アイスブレイク。
このプラネタリウムは「声を出して参加していい」という印象を最初にもってもらいます。誕生星座の呼びかけや、ヨイショで火星を持ち上げる場面も、高校生にとってもアトラクションのように楽しんでいただけたかなと思います。そして、宇宙の果てから地球に帰ってきて、夜明けを迎えるシーンでは、涙を流している生徒さんの姿も何人かみかけました。終わった後、外は雨が降っていたので、自由に質問タイムを設けたら、ユニビューやプロジェクタに興味をもってくれた生徒さんが集まってきて、色々なお話をしました。宇宙探求部の活動に参加している生徒さん、プラネタリウムにどのくらいの頻度で行ったらいいですか?と質問してくれた生徒さん(自分の行きたいと思ったタイミングで行けばいいと思うよ^^;)、投影が素敵で泣きました!と声をかけてくれた生徒さん、ただみんなと星が見れることって青春だな…と思って参加したという生徒さん、などなど。
その中で、一番僕が嬉しいなと思った感想が「ふつうのプラネタリウムは友達といっても静かに見なければならないから、ひとりで見ているように感じる…でも、こんなプラネタリウムだったら友達と一緒に行きたいと思いました!」という感想にはっとさせられました。
僕の中で「しゃべっていいプラネタリウム」の良さとは、障害のある方だったり、小さなお子さんなど、思わず声を出してしまう方がいたときに、すべての人が安心してプラネタリウムを見られるように…という意図が大きかったのですが、そんな魅力も見出してくれたとは。
ますます「プラネタリウムは静かに見るもの」というアタリマエって、当たり前にしておくにはもったいないなと思いました。つづいて、みかりんからのレポートです。
8/13(水) クラーク記念国際高校の観望会 
「Boys, be ambitious ~君よ、大志を抱け~」という言葉のウィリアム・S・クラーク博士の精神を受け継ぎ、生徒の個性を尊重し、自立した社会人となるための力を育むことを目指している…全国に拠点高があり,創立33年の通信制の高校です
星や宇宙に興味がある生徒さんが夏休みを利用して,全国から富士見スコレーに集まっているところにオジャマしました 
星好きの生徒さんは、投影ソフトのユニビューにも興味津々…。みんなに寝転んでもらい…プラネスタートです 
声からも笑顔が伝わってくる反応に,なんかほっこりする時間です…今日の星空,お誕生日星座,そして宇宙へ
油井さんがいるISSを見送って,ワタシタチの始まりへと宇宙の旅へ。
元気よく火星をよいしょしたり,時にはシンとしてお話に聞き入っていたり…大勢居るとは思えないくらい星に魅了されている様子でした 
その間に外の様子を確認する先生やスタッフ,なんと,お天気が変わりドシャ降りに なっていました
さっきは北斗七星の一部が見えていたのに⁉︎プラネのちは作った望遠鏡で本物の星を導入する練習の予定ですが,絶望的な宙
そこで急遽クワバラさんが持参した,土星
や月
の下敷きをライトアップして中庭に設置,雨にあたらない場所から導入練習です。
2班に分かれて練習開始!
自前の三脚持参の生徒さんは元々お好きなようで簡単に入れていたり,手持ちの生徒さんも時間をかけて入れていました
「入った!…てあれナニ?」「土星と…もう一つ地球
?」「月のクレーター見えた」
わちゃわちゃと楽しい時間です。ワタシもやらせてもらったけれど…手持ちは手ブレが凄くとても難しかったです 
そうこうしているうちに…ん⁉︎星見えてきた?猫の目如くコロコロ変わる宙…好天になって来ました!
これはチャンスとばかり,急遽観察場所に望遠鏡を持って移動…到着時にはかなりの星が見えていました 
先に着いていた1班さんと本物の星見Timeです。
跡部さんが夏の大三角や天の川,アルクトゥールスや北斗七星など,見え隠れする星のお話をしています。
前日の夜も見えなかったそうで,みんなとても嬉しそうでした
ペルセ群後,流れ星もチラホラ…「あーっ!」という歓声が上がります
時折シカが鳴いたり,昼間と違う夜の自然を満喫しながら2班を待っていました。
そして2班到着…みんな揃っていよいよ星空観察!…宙を見上げて…え⁉︎星が全く無い⁉︎
ライトを照らすと宙いっぱいのガスが 
山の天気恐るべし…一瞬の出来事でした…。
しばらく待ってはいたものの…好天の兆しナシということで,多目的ホールに戻りました。その後は終わりの会…生徒さんからの「ありがとうございました〜
」何よりの労いの言葉をいただきました。
片付中のりょっぴぃに質問する生徒さん,次回の星のソムリエ®︎八ヶ岳の日程を聞いてくる生徒さんなど…名残惜しそうです。星がホントに好きなんだなぁーとシミジミ思います。
可能性しかない,素直でまっすぐな高校生との触れ合い時間は個人的にも貴重な体験でしたそれぞれの場所に戻っても…きっと同じ星を見上げているのではないかなー

