岩手ツアー#3 銀河の集いにて

岩手ツアー#3 銀河の集いにて

6月18~23日の岩手ツアー。
3日目の21日は、いわてこどもホスピス主催 銀河の集いに参加しました。

参加村人は、高橋、跡部、優子さん、あいさん、うきちゃん、にっち(午前のみ)、そして村人でいわてこどもホスピスの工藤美穂さん・工藤裕之さん。

レポートは高橋です。

今はソラから見守ってくれている丈くんのご両親の工藤夫妻がたちあがり、「いわてこどもホスピス」の活動がはじまって1年少し。去年呼んでいただいてから、彼らとその周辺のみなさんのつながりの広がりを実感する時間でした。
南部鉄器をつくっておられる岩鋳さんの展示館が会場でした。外の廊下には、なんとも清々しい音のする風鈴がみなさんをお出迎え。展示室の窓には、銀河鉄道も。
展示室の中の鉄柱が、だんだんと「天の川ロード」になっていく工夫がスゴイ!この天の川ロードを通って、プラネタリウムに入る、という素敵なストーリーでした。
この天の川ロードには、みんなの願いごとがたくさんつるされ、その脇には、おいしいお弁当やさんと珈琲&レモネードスタンド。 村のワークと雑貨屋さん。
1,2回目、バギーっこや医ケアの子どもたちとその家族、3回目はそれ以外の方々も入り、4回目は、丈くんのお友達ご家族、5回目は、感染リスク高いご家族1組、6回目はグリーフプラネタリウム。
プラネタリウム生まれてはじめて・・という子のお母さんはだいぶ心配していたみたいだけれども、にっこにこで帰っていきました。どの回も、こどもホスピスさんが生み出す温かい空気に最初から包まれているおかげで、みんなの安心と宇宙への高揚がシンクロしているような時間だったように思います。
4回目の上映では、子どもたちはとってもにぎやかでしたが、丈くんからのメッセージを美穂さんが読むと、親御さんたちは涙涙。子どもたちも、おソラの丈くんをいつも以上に感じてくれたことでしょう。
最後のグリーフの会には、その日の飛び入りで入られた方もいらっしゃいました。 それができたのも、やはり、工藤さんたちのふところの温かさのおかげのように思います。
いただいたメッセージは、やはり、おソラにいるしいちゃんの母・あいさんが読みました。
それぞれからリクエストされた星空を眺め、それぞれが星と自分の間の物語をつむぐ。 そして、そこに一緒に眺める仲間がいる。誰もが決して一人ではありません。
今日のこれをきっかけに、またほんものの星空を見上げて、対話をする時間をもっていただけたら・・と心から願っています。

続いては、うきちゃんのレポートです。
会場は、南部鉄器のメーカーさんの展示室。存在感のある鉄柱がそびえていて、それに天の川をイメージした飾りつけ。「銀河鉄道の夜」や賢治さんの作品にちなんだのパネル(たぶん鉄製)もお出迎え。
いわてこどもホスピスのみなさんが風船やモールで”天の川ロード”をつくり、そこを通ってドームへ。ロードにはみんなのお願い事の短冊がどんどん増えていくという素敵な趣向。時間とともに変化していくさまがとてもよかったです。

跡部さんの紙芝居のあと、「銀河鉄道に乗って宇宙にいくぞ~!」とドームの中へ。
ドーム内が熱くならないように、ビニールのごみ袋をつないでクーラーからの冷風を送風機へ導入しました。
丈くんのお友達たちが、「いまでも丈くんと一緒にいるよ、みんなで一緒に遊んでいるよ」と、とても素敵な関係性でつながっているのだなぁと思いました。
グリーフはいつものことながら、自分自身がその世界にはまり込んでしまいます。それぞれがそれぞれの宙を見上げて、大切な人に思いをはせていく。ゆったりとした穏やかな時間を過ごしていただけたのであれば幸いです。
ワーク:  星座カードと地球ゴマ 子どもホスピスの方でもいくつかワークを出していたので、少しずつ楽しんでもらえたでしょうか?
雑貨屋さん:レターセットやモビール、ポストカードが人気。