山梨大学医学部への講義

山梨大学医学部への講義

1月16日、山梨大学医学部の「社会における医療・医学」という講義の1コマで高橋が講義させていただきました。今年で4年目になりますが、毎回オンラインだったので、初の対面講義。 この講義は医学生以外にも受講できるということで、150人ぐらいの学生さんが参加していました。

講義後、たくさんの感想が届き、その一部を紹介します。

・病院から出ることができない子どもたちにプラネタリウムを見せてあげるという活動は素晴らしいと思いま
した。中にはさちちゃんやいつきくんのような子がいて、子どもだけでなく家族の支えになっていて感動しまし
た。私も将来、患者さんだけでなく、患者さんの生活や家族まで支えられる医師になりたいと思います。
・講義の中で紹介された映像で少女が言った「これであと1年生きていける」という言葉の重みに衝撃を受け
た。死を身近に感じ、常に向き合っている人間の言葉だと思えた。そして、そんな人間からこの言葉を引き
出せる「星を見せる」という仕事はとても尊いものなのだと感じた。
・以前病院実習に行った際に、看護師の方が患者さん以上にレクリエーションを楽しんで、患者さんのために
働いているところを見て病棟は患者さんにとって病棟であるのと同時に日常生活の場でもあるということ、
だからこそ看病以外のこともとても大切だと学んだが、今回の講義でそれが改めて思い出されて、
今後医師になった際にこのことを忘れずに、様々な方と協力して、入院患者さんの日常をより楽しく、
思い出や体験の機会を作れるそういう努力もしたいと思いました。
・私は夜空を見上げるのが好きで、星を見ると、自分ってとてもちっぽけだな、と思って、小さな悩みなどが
どうでもよくなったように感じられることがあります。きっと星空には何か力があるのだと思います。
授業の最後に見たプラネタリウムもとてもきれいで、また、高橋さんの言葉もとても心に響きました。
・私は夜空を見上げれば星を観ることが出来るのが当たり前で、ここ何年かは自分から
意識して星を観たことがなかった。しかし、実際はそれが叶わない人も沢山いることを再認識した。
出張プラネタリウムを行うことで星を見せる活動の必要性に気づき、実行したその行動力に感銘を受けた。
この活動は確実に多くの人の幸せにつながっていて、それで心救われた人々が本当に沢山いると思う。

・お久しぶりです。前期の「宇宙の科学」を受講していました、今日は、高橋先生のお話をまた聞くことができて、
本当に嬉しかったです。特に、最後のプラネタリウムが印象的で、感動で思わず
涙が溢れそうになりました。いつか、実際に、北杜市で星を見ることができたら良いと思います。ありがと
うございました。

・とても感激しました。私も星空を見ることは好きで、よく見ていますが理由は全然違うもので、新しいメッ
セージを教えてもらった気がします。私は星空を見てると何でも出来るような気持ちになるのですが,先生
からは宇宙の広大さから見てみんな同じなんだという感じを受け取りました。また,星空を見れない子たち
のためにする病院での活動などはとてもその人たちの救いになっているんだなと思います。ご講義とプラネ
タリウムを通して先生の人とのつながりを大切にするという素晴らしい人生観が伝わってきました。私も教
育ボランティアなどを通して様々な人と繋がり,良い影響を与えたり、与えられたりしたいなと思いました。

・今回の講義でのプラネタリウムでは、宇宙という大きな世界の中で地球が大変小さい存在でありながら、
長い間多くの命がつながることで地球の命が続いていること、私たち人間は生まれるべき命で一人一人の
個性が地球にとって宇宙にとってあるべきものだということを再認識できた。
プラネタリウムを見ている中で、泣きそうになるくらい大変感動した。
日本でも、小さい時から外に出ることが難しくて夜空を見上げることができなかったり、プラネタリウムを
見ることができなかったりする子供が少なくないことを知った。そして、その子のお父さんやお母さんも
きっと空を見上げるほどの余裕や大人だけでプラネタリウムを見に行く機会は多くはないのだろうとも考え
た。だからこそ、小さい子供だけでなくその家族のためにも病院でのプラネタリウムは大変素敵な活動だと
感じた。私自身が小学生の時に感じたワクワクした感情と、講義の中で実施してくださったプラネタリウム
を見た時に感じた宇宙から見た命の大きな価値という感情はどちらも私に大きな希望を与えてくれた。そし
て今より様々な経験をして見たプラネタリウムはより奥深いものになるだろう。プラネタリウムは多くの人
に新たな視点を与え、生きる勇気を芽生えさせることができるものだと実感した。