第17回 H2Oサンタ NPOフェスティバル

第17回 H2Oサンタ NPOフェスティバル

8月2日から8月7日まで開催された阪急うめだ本店でのNPOフェスティバル。
主催のH2Oサンタさんは、色々なNPO団体の活動を知ってもらい、支援していただこう!という趣旨で活動されています。
星つむぎの村は初参加でした。7mドームがいい存在感をはなって、いろんな団体さんの紹介ブースとともに連日にぎわいました。
関西の村人が中心となって場を盛り上げ、関東、岡山、愛知からもかけつけた村人も。
それぞれの団体さんの想いがあふれる素敵な場で、たくさんの出会いがありました。
村人からのレポートを紹介します。

【井関さんより】
地域の方々と社会貢献団体をつなぎ、支援の輪を広げていこう!
という一般財団法人H2Oサンタ、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社さんが開催されているイベントに連日参加させていただきました。
このお話を伺ったときから「やっとや!やっと!関西で大きく取り上げてもらえる!連日絶対参加したい!」って思っていました。
主催者さん側とのzoom、スタッフさん(外間さん)がアルリ舎に来てくれたという話などなどワクワクしつつも、初めての開催で一体どうなるのやら?個人的にこんなに連日ボランティアに参加するのも初でした。事前に阪急うめだの9階催事場を下見して「ん?」ここにドーム?すごくないっすか?ん?その他にもいろんな団体さんがブースを出されるのね。いやはや、これはすごいぞ。
今回ドーム投影、ワークショップ、物販と「や、山盛りですやん」と思いながらもなんとか村人とのあーでもない、こーでもないと意見を出し合い何とか無事に終了。9階催事場が本当に素敵な思いが山盛りの場所でとっても居心地よくあっという間に終わっちゃいました。またぜひ来年も!!今度はブース出しをしてステージで真理子さんのお話を何度も聞けるといいな。星つむぎの歌の手話もあるといいのかも?

「連日参加・・・」
1日3回投影で並んでいただいている間にちびっこには「プラネタリウムって知ってる?」「星みたことある?」「暗くなるけど大丈夫?」「大丈夫お化けは出ないから~(笑)」なんってお話をしながらドーム内に誘導したりする。そんな瞬間もめちゃくちゃ楽しくて。ふと、気づけば前日もドーム体験してくださったお母さんが連日並んでくださっていて(とっても美人なお母さんだったので覚えていました)聞けば昨日は姉妹の妹さん(?)と参加して家に帰ってから、姉(?)どっちが先だったか忘れちゃいましたがそれを聞いて行きたい!となって今日も来ちゃいました~。とお母さん。いらっしゃい!!連日ありがとうです。

「ありがとう」の言い合いっこ
車椅子の娘さんと小さな赤ちゃんを抱っこしたお母さん、待ち時間に日頃は病院とか支援学校にも投影に行ったりもしてますって伝えたら「そうなんですか?!」と、星つむぐ家の宣伝もとチラシをお渡ししたら興味を持っていただけた様子で、ぜひ山梨に!とお誘いておきました。
車椅子の娘さんの移動の仕方がとってもかっこよくてクルクルとブレイクダンスをするように地面を移動して、車いすに抱っこをして載せてあげると「ありがとう」とお礼を言われたので「こちらこそ見に来てくれてありがとう」と言ったら、また「(星)きれいだった!楽しかった!ありがとう!」って「ありがとう」が返ってきました。

「小学生の男の子」
小学校高学年くらいの男の子、ドームを出る際にめちゃくちゃ笑顔で「来てくれてありがとう」って伝えたら
「めっちゃキレイやった、ありがとうございました」って目がきらきらしてたのがとても印象的で名残惜しそうにドームを振り返りながら後にしていてつい「またね~」って手を振ったり。

「思わず手が。。。」
ご家族で体験してくださった方で火星を持ち上げるシーン。お子さんとお母さんは割とノリノリで両手をあげて持ち上げていましたが、お父さんだけちょっと遠慮していたのか?照れくさかったのか?1回目は持ち上げなかったのですが、2回目の時はすばやく両手を出して持ち上げていました。みんなでやるっていいですよね。お父さんが1回目の時腕を上げようとして、一瞬ピクっと両手が動いていたの私は見逃さなかったですよ。(笑)「みんなでせーの!」って言ったら全員手が上がっていました。強制ではないけど、せっかくなら一緒に楽しんでもらいたくて。

「ベビーカー要らなかった」
ドームに入る前に寝ちゃうかもしれないからベビーカーも持って入りたい。。。でも実際に投影始まったら「あ!あ!」とドームの星を指さしてガンガンに目がさえちゃって寝ないねぇ~目が覚めちゃったか(笑)ってお母さんと笑いあったり、お母さんの方が見入ってしまって、最後には「感動しました」ってにこにこ笑顔で言っていただけて、自分が解説したわけでもないのに嬉しかったです。
他にも本当にたくさんの「ありがとう」「きれいだった」などなど「よいしょしたー」と小さなお子さんもとっても楽しそうでした。火星を持ち上げたから木星も持ち上げようとしたけど「あ、違った~逃げろぉ~」と慌ててお母さんにしがみついたりなんだかとっても愛おしく思えました。

「私が見たい!」
友人家族が予約したよ!行くよ!って言って参加してくれました。
娘ちゃんはゆうなと同じ支援学校に通っていましたが、今は新設校に移りもうすっかりお姉さんになっててびっくり。
普段は落ち着いて大きな声で泣いたりはないのですが、:マイク:を通す声がどうしても嫌なのだそうで、事前に聞いていたけど「やってみよう!」の精神で参加してくれましたが、、、やはりダメだった。でもママは前から私のFacebookをみてくれていて「私は見たい!」とドームの外に娘ちゃんを連れ出したのはパパさんで。。。
ドームを出たら落ち着いた様子でした。ママさんからは「あかんかったかぁ~:あせあせ:でも学校やったらいけるかも!」「今日はいろいろイレギュラーな環境が重なったからかも!」と超前向きなママで(笑)、これめっちゃキレイやったスゴイ!とリーフレットを自分用と学校の先生に渡す用とで持ち帰ってくれました。ゆうなが担任としてもお世話になったことのある先生に今担任でついてもらっているそうで「今回見れなかったから学校に呼んで欲しい!って言うわ」って熱量半端ないです。(笑)投影に行けるといいな~。

今回いろんな方に団体の取り組みを説明する際にこのドーム病室に入るの?って言われたり、いやいや病室の時は天井投影でとか、日ごろの活動もお話ししたりこちら側がお話ししなくてもいろいろ質問してくださったり。人とのふれあいがとっても楽しくて、ドームに入る前は少し大人も子供も緊張気味なお顔でしたが、ドームを出る際にはみんな笑顔。これ定番になってますね。
そんな笑顔と「ありがとう」に溢れていた6日間でした。この6日間で真理子さんの投影、藤田夫妻の二人場織投影、ゆきちゃんの投影といろんなバージョンを見させていただきました。やはりリアルだと掛け合いをしながらできるのがとってもいいなぁ~と強く感じました。
カウントダウンの後の目を開けた時の歓声、あまのがわやーーー!とか88星座のところでは「なにあれーーー!」という声もたくさん聞こえて(笑)コンテンツ再生の時にも勝手に「おーー!よう知ってるね」とか「どれのこと?」とか話したりしてしまってました。いつか本当に自分で話せるようになったらいいなぁ~と思いつつも5年くらいかかんじゃないか?(笑)話過ぎて60分くらいしゃべっちゃうんじゃないか?とか(笑)
今まで自分の声が好きじゃなくて、YouTubeとかも後で見返したりするのも本当はあまり好きじゃないんですが、今回は「話したいな」ってすこーしだけ思っている自分の気持ちの変化に驚きです。全く星の知識はありませんが。。。ここでこういう事伝えたいなぁ~とか少しだけ妄想してました。

最後に。
今回、イレギュラーで一度だけスタッフさんに向けて投影しました。阪急側のスタッフさんでお客様から「どんな感じなんですか?」と聞かれても答えられない、自分達が体験していない、体験したい!との事で一度だけ阪急さん側がOKしてくださったので3回投影終了後に森田さんが何人かに声をかけてくださりコンテンツを体験していただきました。皆さん最高!と言ってくださったなかでお一人号泣されていらっしゃる方が。。。翌日問い合わせをされているお客様に「もう、ぜひ見てください!」とおススメしてくださっていました。来年は前日の準備の日にスタッフ専用体験日みたいなのがあるといいのかもしれませんね。

【藤田優子さんより(一部抜粋です)】
2日間で6回のプラネタリウムをやらせていただきました。

毎回それぞれの空気感、温度、つぶやき、息遣い・・・すべてが一期一会で、プラネタリウムはドームにいる人たちみんなで作り上げるものなんだなぁということをじんじん感じました。
それを感じられたということがものすごく嬉しかったです。

大阪の子供たち、とにかく元気でかわいくて。
「ぜんぜん見えへん!」
「さそりやー!!」
「天の川やー!!!」
いっぱいリアクションしてくれました。(当たり前ですが、それらがいちいち大阪弁でかわいかったです)

1回目の投影では、お誕生日星座、誰も拍手してくれないから焦ってたら牡羊座で大拍手!
「ああ~!今日は牡羊座が多いねぇ」という憧れのセリフを言うことができて感動したり。
土星のわっかに手を伸ばしてくれていた女の子が、
「手が冷たくなっちゃった!」
って言ったのを聞いて、「氷の粒」って聞いててくれてたんだなと分かって嬉しくなったり。
ライトダウンして満天の星空になったとき、「わぁ~!」っていう歓声が嬉しくてしゃべりだすのが一呼吸遅れたら、「わぁ~!」のあと一瞬の静けさのあとに口々に「天の川見える!」「きれい!」「ここにも!」という言葉がいっぱいいっぱい出てくることが分ったり。
最後地球に帰ってきたとき
「天の川や・・・帰ってきたんや・・・」
ってつぶやいた男の子。
私はこのシーンで「地球に帰ってきましたよ」って言うのをやめてみたくて、そのためにはどんな速さでどんな風に着陸したらいいかを何度も夫婦喧嘩したので、その男の子の言葉に、ちゃんと伝わったんだなぁと思って泣きそうになったり。

リアクションがアツいのは大人の方たちも同じでした。
「これは邪悪な心の大人が見なあかんやつや!」と泣いてくれたおっちゃん
「肯定された気がする」と言ってくださった方。
感じたことをいっぱい伝えてくれるのが嬉しくて、いちいち語り合ったりしてたらあっという間の6回でした。
25年ぶりに会う高校の同級生が駆けつけてくれたのも嬉しかったです。
そしてそんな感動を見守り見届けてくれる仲間の存在がまたあたたかく。

決して上手にはできなかったし、新しい課題もまた生まれたのだけれど、それでも6回の投影を終えて見えてきたもの、それは「幸せ」そのものでした。もっとあそこに居たかった。
もっともっと、みんなと居たかったです。
私たちが放置した我が家の子供たちを皆さんあたたかく受け止めてくださって、いつ見ても楽しくてたまらない顔をしている子供たちの姿がまた幸せでした。