星つむぎの村通信 -No72- 2021.10.20発行

星つむぎの村通信 -No72- 2021.10.20発行

やっと暑さも落ち着いたので、家のモノ整理をはじめました。
すると、
「こんなものあったけっけー」
「えっ、こんなものまだ持ってたんや!」
というもののなんと多いことか。。。
さらには、
「処分した方がいいのはわかってるけど、今一つ踏ん切りが。。。」
という状況になることも多々あります。
(性格にもよるのかもしれませんが)
一緒に暮らしていたモノを整理するって、本当に難しいですね。
こんな夜は、もの静かな秋の星空がちょうどいいなぁ、と感じたのでした。

では、星つむぎの村通信 72号をお届けいたします。
どうぞ、お楽しみください。

*なお、本号から 「星つむぎの村 活動スケジュール」は掲載していません。
その理由は大きく二つです。
まず、通信作成するにあたり 原稿完成から発刊までに時間を要するため、スケジュールの変更に正確には対応できておらず、読者に混乱を招く可能性がある。
また、村のスケジュールは、HPやメールなどで適宜発信されている。
それに伴い、通信の内容についても再編成を検討中です。
(いつになるかはわかりませんが、、、とりあえずご期待ください!)

(仲道正恭)

<星空俳句>

秋の宵 アンドロメダの あで姿

このところ、新型コロナウィルス感染者も少なくなり、少しは安心感があるなか、秋色いよいよ深まり、山々も上のほうから次第に色づき、紅葉の便りももうすぐです。
しかしながら、天候のほうは日中はよく晴れて青空も見え、気温が夏日に近いくらいまで上昇するものの、夕方には霧からしだいに雲に覆われ、期待する星空が見えない日が続きます。
こんな中、夕方から夜にかけて晴れ上がり、星が見えた日がありました。
そんな秋の空に会いたい気持ちを込めて詠みました。

2021.10.12 (宇宙の日) 青りんご こと 齋藤泰文

===========目次===========
1. 今月の星空紹介
2. 宇宙小話
3. 村人だより ー村人登場!ー
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1.今月の星空紹介

10月にしては「とても」暑い日が続いていましたが、ようやく落ち着いて秋の予感です。
そういえば、なんとなく春と秋という季節はどんどん短くなってきてる気がしていて、そのうちに1年のほとんどが夏と冬になるのでは、と心配です。
やっぱり、寒い冬を越した生き物が動き始める ぽかぽか陽気の春や猛烈な夏の暑さを耐えた後の爽やかな秋が無くなるのはさみしい。。。

さて、星空紹介です。

秋と言えば、空が澄みわたってきて夜空を見上げるのが楽しみな季節です。
この頃、まず目につくのは、元気な惑星たち。
左側から明るく元気な木星、木星に比べちょっとおとなしい土星の順で輝いていて、しばらくの間どちらも楽しめます。

西の空にはまだ夏の星座の代表格 夏の大三角が健在ですが、南の空の主役はそろそろ秋の星座たち。
南の夜空高い所に、四つの星をつないでできる大きな四角形(秋の四辺形と言います)が見つかります。
秋の代表的な星座 ペガスス座です。
単純ですが 結構印象的な形なので、一度見つけることができれば 次からは比較的簡単に見つかるのでは。
その四角形の右縦線をずーっと下に伸ばしていくと、明るい星がひとつ。
秋の星座唯一の1等星でフォーマルハウト(みなみのうお座)といいます。
また、その四角形の左上の星を頂点にアルファベットの「A」の形にたどれるアンドロメダ座があり、望遠鏡を使うとアンドロメダ銀河や二重星のアルマク(黄色と青色)などを見つけることができます。

秋の星座は明るい星が少なく ちょっと寂しいのですが、こころ落ち着けて物思うには 絶好の星空で、私はとっても好きなのです。
みなさんも、秋の夜長、ゆっくりと星空を楽しんでくださいね。

(仲道正恭)

2021年10月 山梨県北杜市 夏の大三角~秋の四辺形~カシオペヤ座&すばる

2021年10月  山梨県北杜市 アンドロメダ銀河
写真提供(2枚とも):マエゴロウ こと 前田悟郎

2.宇宙小話

よく、子どもを対象とした世界の偉人シリーズの本が売られていますが、私が子どもの頃に初めて買ってもらった唯一の偉人の伝記本が「ガリレオ」でした。
本屋さんでなぜこの本を選んだかというと、ガリレオというおもしろい名前と、表紙のリアルに描かれた髭ヅラのおじさんの顔が気に入ったためでした。それだけが理由です。
そして本名がガリレオ・ガリレイだということを知り、なぜだか感動したのを覚えています。
きっと今この名前を初めて知ったとしたら、どこかの漫才コンビの名前かなと思うにとどまるのでしょうけども。
(ガリレオさん、ごめんなさい。)

そのガリレオが発見したという木星の衛星たち。これまたおもしろい名前がつけられていますね。
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。
これらは、ギリシア神話に出でくる大神ゼウスの愛人たちの名前なんだそうです。
なんとまぁ♪
さすがにこのことは、私が買ってもらった子ども向け「ガリレオ」の本には書いていなかったと記憶しています。
木星ほどに遠い記憶ですが。

(河村和栄)


木星(右側に4つのガリレオ衛星)と土星の大接近

2020‎年‎12‎月‎20‎日 岐阜県恵那市明智天文台(30cm反射望遠鏡)
写真提供:内海市郎

3.村人だより -村人登場!-

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〇投稿者プロフィール
名前 浮森和美 (ウキモリカズミ)
愛知県安城市在住
趣味 昔ばなしを聴くこと、語ること
星の寺子屋にも時々お邪魔しております。
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愛知県に住んでおります。浮森和美と申します。
村人歴、1年半ほどになります。”星つむぎの村”が、TV報道され、それを見たのがきっかけです。

自分も医療従事者で、以前「病院の屋上で星を見る」と言うイベントをお手伝いしたことがあって、その時に、入院児や家族はもとより、看護師さん達がとても喜んでくれました。
そのうちの1人が、「いつも下ばっかり向いてて、上見ることはないもんね」と言われたことが、印象に残っています。
顔を上に向けるだけで、気持ちが明るくなるんだなぁ、と思いました。

その後、なかなか機会に恵まれず、そんなとき、村と出会って、「あ!!これだ!!」と思いました。
おりあしく、コロナ禍のまっただ中で、実際にふれあう活動は制限されていますが、Zoomを通して、普通なら出かけられない遠方の方々ともお会いすることが出来て、いろいろな活動を経験して、私自身の生活がゆたかになったと思います。

いつか、実際に病院に出向いて、子ども達とふれあえることを楽しみに待っています。

以前からの疑問、惑星の覚え方、「水金地火木土天海(冥)」
「すいきんちかもくどてんかい(めい)」「すいきんちかもくどってんかい(めい)」
地域差でしょうか?
どの辺で別れるのでしょうか?
ちなみに私は冥王星まで「どてんかいめい」で覚えていて、「どってんかい」と聞いたときはとてもおどろきました。
どなたかご存じでしたらおしえてください。

(浮森和美)

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