方形周溝墓で星を見る会 無事開催

方形周溝墓で星を見る会 無事開催

9月12日(土) 山梨県甲府市にある曽根丘陵公園にて、「方形周溝墓で星を見る会」が開催されました。(主催:同公園) 40名ほどのお客さまが集まり、望遠鏡づくり、星のお話、観望会・・18時~21時ぐらいまでの充実の3時間でした。 星つむぎの村スタッフは跡部、高橋、永井です。
当日は雨予報。ところが・・午後になってだいぶ雲が切れ、もしや?と思っているうちに、会が始まることには快晴。最後までとても安定した星空で、木星・土星・火星といったとてもよく見えている惑星はもちろん、甲府市内でありながらうっすら天の川さえも見える大変素晴らしい星空にめぐまれました。

18時からの望遠鏡づくりでは、通常のワークショップ形式でなく、教室形式にして、組み立て方をビデオでとりながら、スクリーンにうつしだしてみてもらう方式で行いました。できあがった望遠鏡で、それぞれが「導入」の練習。建物出てすぐのところから正面に明るく輝く木星をみんな自分の望遠鏡にいれることができました。「見えた!」という嬉しい声があちこちから聞こえます。このキットでも、よく見ると木星の衛星が見えます。
19時からは、学芸員さんから、「方形周溝墓」についての説明を受け、その後、高橋の星の話。クイズにこたえながら、みんなものすごく集中して聞いていました。
そして、いよいよ「方形周溝墓」まで歩いていって、そこで観望会。車のライトを一気にライトダウンしたとき、「わあ!」という完成が。
ここ5年ほど、毎年曽根丘陵公園でのこのイベントに呼んでいただいていますが、今回が一番きれいに見えた日だったかもしれません。
跡部の解説による星座解説に、一つひとつ歓声がおこり、また、その後、永井望遠鏡(20センチ反射)では、みなが「絵みたい!」という声がたくさん。8センチの望遠鏡でも、木星の縞が3本がくっきり見え、そこでもまた歓声が。
「お話がわかりやすくてとてもよかったです」「沁みました」など、さまざまな感想をいただきました。

スタッフの私たちも、貴重な「対面」イベントに、やっぱり直接触れ合えることの喜びをいつも以上にかみしめる時間でした。曽根丘陵公園のみなさま、お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!