春いっぱい

春いっぱい

4月3日 家の基礎工事がはじまりました。ちょうど、「アルリ舎」(村の事務所)に泊まりにきていた、村人の古賀ちゃんとてしさんと、いろんな春を感じる2日間となりました。

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「ハル。春。はる!」ということでアルリ舎の周りには沢山の野草が
咲いていて、桜もこぶしも本当に綺麗でした。
着飾った美しさとは縁遠い、ハッとするような自然の美しさに心を奪われる瞬間、気持ちがじわっと温まる瞬間が「星つむぐ家」の周りにはあって温かな歓迎に自然と心が緩みます。

星つむぐ家の周りに咲いている「いぬなずな」(上の写真の黄色い花)
跡部さんが、「このいぬというのは、〜ではないという意味があって(似ているけど違う)“犬“という意味でつけているものの方が少ないんだよ」と教えてくれました。私は、この「いぬ」という言葉がすっかり気に入ってしまいました。
考え方によるのかもしれませんが、ゆるや〜かな否定に感じてしまって。そうじゃないんだけど、なんとなくその仲間。
うん、それでいいか。
そんなふんわりとした優しさを「いぬ」に感じてしまいます。これから星つむぐ家に集う人たちの、ゆるやかな繋がりになんだかピッタリのような気がして。わたしはあなたじゃないのだけど、どこかで同じものを探し求めている仲間、悲しみも喜びもピッタリ同じじゃないけど、少しだけわかるよ。「いぬあなた」あなたの仲間。ほんの少しだけ、我が家の庭にもお裾分けしてもらった「いぬなずな」ちゃん。昨日慌てて植えたら、ほら、今日はお日様を浴びて元気いっぱい笑ってます。

 

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4月2日到着後は、さっそくアルリ舎周辺の足元をキョロキョロ〜「ふきのとう」を、バケツいっぱいに収穫しました。


天ぷら、ふき味噌、ふきのとう煮に変身! お料理人は、もちろん桂子さん。我々は、もっぱら食べる人担当です。そして、翌日の朝、
桂子さんは、自らヨガインストラクターに変身!
「星つむぐ家」着工作業の下で、ヨガ体験。「遠くのお空をなでるように手をまわして〜」優しい指導にウットリ、瞑想は、鳥たちのさえずりと共に:ダブルハート:そのまま、外で朝食。
ササッと、粉をこねこね、スコーンをフライパンで作ってしまう桂子さん、我々はモグモグ担当。
上からは、ガガガーと工事の音がしても、ゆったりと朝時間を過ごしました。その後、清春白樺美術館や、蕪地区など訪ね、甲斐駒ヶ岳の山並みを眺めながら、農地のそばで、ランチ(玄米おにぎり、コールスロー的サラダ)などを、パクパク担当。一泊でしたが、三日間ほど滞在した感覚で、満たされました。
自然の中に身を置き、手がかけられた食べ物を頂き、心身をリセットして来ました。
硬くなりがちな心の結びめを、ゆるゆると解く、そんな旅になりました。星つむぐ家でも、
そんな体験ができたらいいなぁ〜と感じました!