「うさぎのみみ」にて
10月16日、西東京市にある「うさぎのみみ」のうさぎのみみまつりで、プラネタリウムをやらせていただきました。第1回の記念すべきイベントに呼んでくださり感謝感激です。星つむぎの村からは、高橋、跡部、岡崎、清水、依田、藤田一家が参加しました。以下、藤田優子さんからのレポートです。
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星に願いを!
10月16日、西東京市にある「うさぎのみみ」のうさぎのみみまつりに参加してきました。
未就学の小さなお子さんから成人している大人の方まで、たくさんの利用者さんが集まって大賑わいのおまつりでした。
ですがよく見ると、職員と利用者だけではありません。
利用者のご家族やお友達、それに地域の方、ボランティアの方、福祉に携わる方、行政の方、そしてメディアの方まで…本当にたくさんの方がみんなにこにこ笑顔で参加していらっしゃいました。
この方は利用者さんなのかな?
こっちの方はどなたなんだろう?
私たち家族は村人として?
重心児家族として?
それとも近隣住民として?
あまりの賑わいに驚くとともにちょっと圧倒されて、最初はずっとそんなことを考えていました。
この人は誰か?
と考えることは境界線を探ること。
自分を守るために、仲間はどこかと探すこと。
でもやっぱり。
プラネタリウムが始まってしまえば、まさに「瞬く間に」そんなことがさっぱりどうでもよくなりました。
ただただみんなで一緒に星を見上げていることが嬉しくてわくわくして…
隣の人がわくわくしているのが嬉しくて、その隣の人がドキドキしているのが愛おしくて…
幸せな気持ちでいっぱいになりました。
いつもいつも感じること。
星空は、すべての境界線を取り払ってくれます。
あのときそこにいたみーんなみんな、一緒に星空を見上げるひとつのいのち。
星空の下ではみんなみんな、おんなじいのちのなかまなのです。
それをまた改めて感じることができた、大賑わいのプラネタリウムでした。
すべて終わった後、代表の本間さんが、
「夢がひとつ叶いました!」とおっしゃっていたのがとても嬉しかったです。
誰かの夢が叶う瞬間を一緒に過ごせることってとても幸せなことだなぁと思います。
一緒に星を見上げることは、まさに「今をともに生きること」なのだなぁと実感しました。
同じ空の下、大人も子どももみんなが手を繋ぎ笑顔でともに生きることは、目指すべき社会の姿だと思います。
あの日のプラネタリウムの景色が「夢」じゃなくて「当たり前の景色」になったらいいな。
それを追い求め、その瞬間をともに過ごすことを幸せというのだなぁと思ったら、自分の歩む足元が少し明るくなった気がしました。最後の感想のなかで、本当はたくさん星があるんですね!とおっしゃったスタッフさんに、「下向いてるとぜったい見えませんからね!」と言った岡崎さんの言葉が心に残りました。
帰り道は子どもたちと星を探しながらゆっくりゆっくり歩きました。
みんなで上を向いて歩くからみんなでぶつかり合って、げらげら笑った楽しい帰り道でした。