2月の片桐プロジェクト
2月の片桐プロジェクトは、福岡病院と米沢病院でした。また有償プログラムとして、
複数回ご利用くださっている、1月から引き続きの熊本再春医療センターでは、オンデマンド動画だけでなく、ライブ配信もおこないました。
ライブ配信の場合は、おひとりひとりのお名前や星座を呼ぶこともできるので、やはりさらなる一体感につながります。
以下、アンケートにいただいた感想です。また、「思い出のノート」にも、心あたたまるメッセージをたくさんいただきました!
<福岡病院>
視覚優位の方で、暗室に慣れておらず驚いた表情をされる方もいたが、多くの方が天井の光の変化を捉え手を伸ばされたり、宇宙の場面で大きく目を開けられたりと、笑顔等様々な反応表出が見られた。また、光や映像を捉えることの困難な方も高橋さんの心地よい声やBGM、暗室の雰囲気を感じ取られるように穏やかに過ごされる方が多く見られた。
迫力のある映像や、心癒される星空、高橋さんの心地よい声色に支援者からも好評をいただいた。
<米沢病院>
じっと夜空を見つめる姿や笑顔で星に手を伸ばそうとしたりする姿などが見られました。米沢では今回のプラネタリウムを特に重症度が高い患者さん(生活の大半をベッドで過ごしている方)を中心に参加者を募ったのですが、職員も初めて見るようなキラキラ輝いた目で星を見つめており、また、是非参加したいというような意思表示をする方もおられました。
当院の患者さんは生活の大半を病棟の中で過ごされており、さらにコロナの影響で外出禁止、面会禁止といった制限の中、苦しい毎日を過ごされております。そんな中でまるで本物の星空の下のような空間を体感することができ、患者さん、職員一同本当に感動しました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
※片桐PJ巡回プログラムとは
2021年4月から「すべての人に星空を―片桐PJ巡回プログラム」がはじまりました。国立病院の全国保育士協議会の会長をつとめられておられた片桐有佳さんが、20年12月、突然、星になってしまいました。大きな衝撃と哀しみは続きますが、片桐さんに大きな影響を受けていた保育士のみなさんは、彼女の強い意志を継ぐ、ということを口々におっしゃっています。
星つむぎの村は「病院がプラネタリウム」がはじまった年から、片桐さんには、大変お世話になってきました。彼女のおかげで、病院内で療育環境にある方々との出逢いがたくさんひろがりました。
彼女がいつもソラから見守ってくれるように、そのことを、みんなが感じてくれるように、彼女の「人々が当たり前に見上げる夜空を、利用者さんも見上げてほしい」という思いを継げるように・・そんな願いを込めてこのプロジェクトを始動しました。
全国保育士協議会の会員の方々には、2022年度のお知らせもさせていただいています。
ご不明点はお問合せください。