12月の片桐プロジェクト

12月の片桐プロジェクト

12月の片桐プロジェクトは、高知病院と、やまと精神医療センターでした。
今年4月から開始をして、「片桐プロジェクター」は常にひっきりなしに、全国の病院をまわってきました。

<高知病院>
60人ぐらいの方々が体験されました。
天井に移しだされる映像に驚いたり、心地よいアナウンスや音楽に笑顔になっていました。映像が動くと嬉しそうに職員と話す利用者様もおりました。
・自分の星座はどこだろう?と探したり、雪の結晶やクリスマスの背景が目の前に広がる様子ににこっとした表情をみせたり、じっと上を見上げていました。
・すべては星からはじまり、みんな1つだったという場面は何度きいても感動。
・利用者さんの反応がとてもよく驚いています。

<やまと精神医療センター>
・当たり前に経験していること、利用者さまも当たり前に体験できれば・・この思いが、今、たくさんの人にバトンのように伝えられ、たくさんの利用者さまが幸せになっていると思います。利用者さまはもちろん、職員もとても穏やかにほっと一息つけた時間になりました。
・ふだんは落ち着くのが難しい方も、静かに眺め、リラックスしていました。

※片桐PJ巡回プログラムとは
2021年4月から「すべての人に星空を―片桐PJ巡回プログラム」がはじまりました。国立病院の全国保育士協議会の会長をつとめられておられた片桐有佳さんが、去年末、突然、星になってしまいました。大きな衝撃と哀しみは続きますが、片桐さんに大きな影響を受けていた保育士のみなさんは、彼女の強い意志を継ぐ、ということを口々におっしゃっています。
星つむぎの村は「病院がプラネタリウム」がはじまった年から、片桐さんには、大変お世話になってきました。彼女のおかげで、病院内で療育環境にある方々との出逢いがたくさんひろがりました。
彼女がいつもソラから見守ってくれるように、そのことを、みんなが感じてくれるように、彼女の「人々が当たり前に見上げる夜空を、利用者さんも見上げてほしい」という思いを継げるように・・そんな願いを込めてこのプロジェクトを始動しました。
2022年度もまた引き続き、行う予定です。