重宗さん宅にて
8月1日夜、重宗さん宅へ、星空をお届けしました。素敵なレポートをいただきましたので、そのまま転載させていただきます。
【 おウチが、プラネタリウム 】
星つむぎの村さんによる、
オンラインによるプラネタリウム「フライングプラネタリウム」
お友達ファミリーが、お子さんのお誕生日にやっていただいたブログを見て、
子供達が「やりたいやりたい」と大はしゃぎ!
早速、我が家が、タケダ・ウェルビーイング・プログラム第3期助成のものに当てはまるかわからないので、高橋さんと跡部さんに相談のメールをした。
快く引き受けてくださり、本日、フライングプラネタリウムをしていただけました〜
本当は、
入院しちゃう前にやりたい!と願ってお願いしていたのだけど、
幸い、入院はもう少しだけ延ばせそう。
おウチがプラネタリウム
星つむぎの村さんのプラネタリウムを始めて見たのは、
心臓病児サークルOBOGの会のクラブに来ていただいた時だ。
可愛いまあるいドームの中に入る。
風邪の感染にも異常に気をつけていた我が家は、密室のドームに他の子供達と入る事自体がハードルが高かった。
なので、症状のない子の枠を作り、そのタイミングで、周囲の子の体調を気にしながら、
マスクをしながらドキドキして入った。
青く膨らむまあるいドーム。
その中は、もうワクワクしかない
家族で川の字で寝かせてもらう。
わ!!!満点の星!惑星と天の川銀河
優しい語りと360度の世界。
みんな、この宇宙から生まれたんだ…
私の瞳からは、涙が溢れ出てきた。
この頃、
私は風邪が怖くて集団生活も怖くて、自分を追い込み、苦しみ、鬱に近い状態の頃。
自分の癌と、娘の良くならない病状。
感染社会での生きづらさ。
でも、天の川銀河を見た時、自分の悩みがとっても軽くなり涙が溢れ出た。
あれから、星つむぎさんのプラネタリウムは5回目。
毎回、変わらず、
自分がこの星の一部に存在する感動と、自分の鉛のような苦しみが軽くなり涙が溢れ出る。
入院三昧の娘は、自分の死や病への不安、気持ちの置き所など、頭がいっぱいで数年前から不眠気味。
睡眠薬に頼る生活だったが、それが脈が飛ぶ原因にもなり飲む事も我慢している。
彼女にとって、天井は嫌なものかもしれない。
眠れない時に見つめる天井の世界。
こども病院は、
壁や家具は可愛いのに天井だけは殺風景。
不安や恐怖、孤独を感じる天井。
この天井をどうにかしたいが、私の課題。
家の天井も同じ。
眠れない時に向き合う天井は暗くて殺風景。
でも、今日は、この天井に…
沢山の花火が上がった
わーーー
すごい!すごい!感動だった
星や惑星が映ることは想像していたけど、
まさか花火があがるなんてっ
ステキな幕開けだった
娘の誕生日の夜空。
息子の誕生日の夜空。
この世に二人が産まれてきた瞬間
息子は、ぴとってくっついてハグを求めてきた。
産まれてきてくれた喜びを、噛み締めた
私達の尊き命は、星と共に生きている。
そして、
宇宙飛行士になって現れた私達家族登場
息子は、映し出された映像と同じ格好がしたいと、娘や主人と手を繋いだ。
あぁ、なんて幸せな時間なんだろう。
私達家族は、
四人揃って家で過ごせる時間が少ない。
一年の半分以上が入院の娘が、
家で穏やかに過ごせる時間、家族で一緒にいられる時間は、かけがえのない時間
その四人が手を繋ぎ宇宙を旅してる
感動だった
医学が急激に発達して、長生きして貰ったら、宇宙旅行にも連れて行きたいなぁ。
そんな日が来て欲しい。
フライングプラネタリウムは、
おウチに魔法をかけてくれた
娘が怖くて苦しくて眠れない時は、
今日の星や花火たちが輝いたこの天井を想い出して、楽しい想像の世界に連れ出してくれるハズ
辛い時も嬉しい時も、星を見上げよう
いつだって、私達の上には星が輝いている
高橋さん、跡部さん、
魔法をかけてくれて、いつもありがとうございます
幸せな夜でした。