山梨大学附属病院にて

6月10日(火)は、山梨大学医学部附属病院の病棟と、院内学級の玉穂南小学校下河東分校に4mドームと天井投影をお届けしました。全部で6回投影です。
私たちの「病院がプラネタリウム」の活動が始まったのは、この病院と、そして犬飼先生とのご縁があったためです。
村からの参加は高橋、跡部、にっち、りょっぴい、よーだ、やまちゃんママ、山中さんご夫妻、マル左です。レポートはマル左さんです。
曇天にも負けず、電車の遅れなんかへいちゃらで山梨大学医学部付属病院4階の院内学級と小児科病棟を訪問しました。
午前の部 院内学級の多目的室に4メートルドーム 2回 にっちとよーだ それぞれ子どもが4−5人、付き添いの方やご家族が同数ぐらい、スタッフの方も。車椅子を使っている子どもさんが黒いドームに尻込みしているのを、友達がはげまして中に入ったり、ちょっと心もとなさそうながら付き添いの方に促されて入ったり、でも出てくる時は別人のよう。
午後の部 小児科病棟の方で天井投影を病室(大部屋、個室ではなく)3回、プレイルーム1回。みんなと一緒に天井から迫ってくる火星に向かって両手を上げ、ポーンと打ち返していた男の子、先生によるとあまり手を動かすことができていなかったのに今日はよく動いていたのだそう。自然に楽しそうに動かしているように見えました。あるいは予定を知らずに子どもさんのところに来ていたお父さんが、おそらくプラネタリウム初めて? 楽しんでくれていました。病室での投影は、曇り空とはいえ窓からの光や廊下からの光を遮る必要があるため、黒い布やビニル+洗濯バサミやテープの応急暗幕で遮光。これがまたみなさん、手早く作業されるので、感心しておりました。スタッフの方が多いかなという回がありましたが、実習の学生さんたちだそうです。夜勤のとき、空を見上げてくれるかなあ。
小児科の犬飼先生は、講義の合間をぬって複数回様子を見に来てくださいました。分校の砂澤(いさざわ)先生はじめ、院内学級と病棟のスタッフの方々とがふだんから力を合わせて子どもたちの育ちを支えていることがよくわかる掲示物にも感心。子どもたちが学校に行くことを切望しているってすごいことだと思います。実はマル左は2007年にこの小児科院内学級をお訪ねしているのですが、前の建物でちいさいお部屋でした。10人入ったら一杯かもといった感じだったと思います。おもちゃがあったことから、もしかするとプレイルーム兼用であったかもしれません。今の院内学級は広さもさることながら、子どもが友達と過ごす空間であり、子どもたちの作品が飾られてあり、「病院生活」とは異なる空間・時間を提供できているなあと思いました。今夜の星空について、子どもたちがご家族と話題にしてくれているかなあ。
玉穂南小学校下河東分校のみなさんから、感想掲示物をいただきました!