板橋区立文化会館 スペースファンタジーライブ

板橋区立文化会館 スペースファンタジーライブ

8月10日、板橋区立文化会館にて、スペースファンタジーライブがありました。
スペースファンタジーライブとは、星つむぎの村の高橋と、ピアニストの小林真人さん、打楽器奏者の山本晶子さんのコラボコンサートのことです。午前の部は1時間公演、午後の部は2時間公演。 それぞれにたくさんのお客さまがいらして、あわせて1200名ほどいらっしゃいました。
今回は、舞台近くのオーケストラピット用のスペースの座席を全部とりはずし、バギーや車いすの方がたくさん入れるようにしてもらいました。

村の参加者は、跡部、高橋、あい、今村、金盛、黒井、林、藤田家、古川家、松岡、三重野、依田。よーだこと、依田さんは、1年以上の入院生活ののちの、はじめての対面活動。暑い中、がんばってやってきました。
会場案内に物販にと分担して行いました。村人たちの声を紹介していきます。

村人の黒井より。
こんな風に障害があるなしを超えた光景をあちこちで見かけるコンサートはそうないんだろうな。
午前中は沢山の乳児から小学生たちが親子で来てくれた。
医療ケアが必要な子どもたちと親子が、オケピットを外した部分にずらりと揃っていた。
中には板橋区の広報を見てコンサートに来てくださった親子や、
星つむぐ家のクラウドファンディングに参加して初めてプラネタリウムを見に来てくれた親子もいた。
そうやってスペースファンタジーライブが、始まった。
どんな風に表現してもいいんだよって本当に最高!自由な発想から新しい物がうまれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンサート中の様子は、村人の林より。
なんとも豊かな景色でした。投影された映像もすてきでしたが、
ノリの良い参加者の皆さんがなんといってもすてき。客席に座っている人の背丈がでこぼこしている。
前方の広いエリアには車椅子やストレッチャーを使う方々。
ストレッチャー組は、天井投影にすぐ気がつく。(そもそもストレッチャー組は、広い範囲の星空を見るのに向いてますよね。)
演奏者が舞台から客席に降りてきて、お客さんに楽器演奏に加わってもらう。
紙1枚が楽器になって、合奏になる。こんなことが出来るんだ、と
オンサイトイベントのいいところ、しみじみと感じました。

古川ゆりなちゃんと、お母さんの綾子さんの感想です。
こんなにあたたかいコンサートあったかな。
星つむぎの村人さん達が、笑顔で迎えてくれました。車椅子やストレッチャーの子ども達が降りやすいように、と暑い中 外で誘導してくれていました。いくつも担いでいた重い荷物を一緒に持ってくれました。
手作り休憩スペースで安心して医療ケアすることができました。
ホールの前方は座席をとりはずして、たくさんの車椅子席通常の車椅子席ではスペースが足りなかったり、ストレッチャーでは頭の位置が低いので前の座席で見えなかったりする結莉奈でも、ちゃんと見ることができました。
高橋真理子さんのプラネタリウムが始まると、ステージのスクリーンだけでなく ホールの天井にも星々が。ストレッチャーをくるり、と180度回転させて天井を見渡して「あった!あそこにベガ!」
ストレッチャーの向きを変えるなんて、よほどスペースに余裕がないと出来ないのですが、投影に合わせてステージを見たり、180度回転させたり、みんなと同じように星を探すことができました。