キャリアカウンセリング研究会にて

キャリアカウンセリング研究会にて

[2024年4月20日  CC研究会  at東京大崎、労政会館 4mドーム]
当日は東京半藏門でのイベント準備もそこそこに、真理子さんがCC研究会(キャリア・カウンセリング研究会)会場の大崎に駆け付けてくださいました。今回企画をした張本人は私Kei です。

会の性格からしてご登壇いただいた主旨は下記2つ。
(1)高橋真理子さんという希有な道を歩んでおられる方のキャリア選択をお聴きしよう!
(2)プラネタリウム体験が自らのキャリアやストレスに良い視点を与えてくれる、という仮説と検証をしたい!(2)については村人の皆さんは体感しておられることと思いますので、省略させていただき、今回は(1)についてレポートさせていただきます。・・・といっても、真理子さんの来し方は『人はなぜ星を見上げるのか』のプロローグや1章8ページに詳述されてますので、みなさん既知のことが多いと思います。小生が特に心に残ったことを記します。◆高橋さんは節目節目で要となる言葉に出会って、それを大切にしておられます。
 ①「夢は人に話した方がいい!有言実行こそ夢への一歩!
中学まで夢中だった器械体操の先輩が放った言葉。その言葉は
器械体操で県大会へ進んだ経験とともに心に宿った。大学進学
時も「北大でオーロラの研究をやる」と言い続けて実現した。
「自分でやればいいんだ!やりたいことをやれ」
意気揚々と入学した北大で地球物理学の研究室にを訪ね「オー
ロラを研究したいのでよろしく!」と挨拶したところが「うち
ではオーロラ研究はやってないよ」と言われ、愕然。そんな時
「自分で勉強すればいいんだ。」と言ってくれた先輩がいた。
「漠然といいなとおもうものを大切にしたほうがいいよ」  
アラスカで星野道夫さんに会い、いただいた言葉。以後、
自分が本当にやりたいことは何かと深く見つめることとなる。
④「そうだ、ミュージアムをつくろう!
大学4年、もと物理の研究者で飛騨の森にオークヴィレッジを
開設して活動している稲本正さんの「サイエンスとアートをむすぶ」
という概念に心を奪われていた頃、自分はほんとうに研究者に
なりたいのだろうか?と自問しながら北大植物園の木漏れ日の中に
佇んでいた。
自然への狂おしいほどの想いや憧れ、心に響く音楽や
文学など自分がいいなと想うものを捨てずに生きる道を模索して
居るときに降ってきた言葉。これまでの様々な出会いや言葉が
ここにきて集約されて浮かび上がってきた直感。これがその後
現在までの生きる軸となっている。以上の言葉や思いが全て高橋さんの中に今も流れていて、現在の活動につながっている、というお話しでした。

以上のお話をスライド写真を使いつつ、当時の思いをリアルに語ってくださいました。