伊那小学校にて

伊那小学校にて

9月26日にお伺いした伊那小学校、ここはスゴイ! 学校でした。
あらゆる教科をまたぐ総合的な学習をずっとやってるようなところで、やぎ、ひつじ、ぶた、ポニーを子どもたちが飼っていて、授業中にそのお世話をしていました。プラネタリウムをやった音楽室の隣の廊下に、やぎがはいってきて、子どもたちが追いかけている場面も。
今回呼んでくれたのは、6年明組。
3年間クラス替えしてなくて、その間、星を中心に取り組んできたそうです。近くに伊那文化会館のプラネがあって、なんと授業中に20回も通っている!! 修学旅行は、国立天文台に多摩六都科学館。
私の本に出会い、みんなでプラネタリウムをやりたい、ということになった、と。

お伺いして準備したのち、最初の時間は、子どもたちのプラネタリウムの披露。
おひつじ座チーム、オリオン座チーム、自分の好きな星座チーム、わく星イルミネーションチーム、うさぎ座を中心とした冬の星座チーム、秋の星座チームの6つのグループが、影絵やら手作りプラネを披露しながら発表してて、いろんな工夫とがんばりのあとが見られました。素晴らしい。
そのあと、7mドームのプラネタリウム。88星座線がでたとき、みんなが叫んだのは「や座!」。 「自分の好きな星座チーム」の話題の一つだったのです。子どもたちが発表した星座や惑星をすべて、その場で確認しながらのプラネタリウム。
先生は、この時間がもてて、星つむぎの村と子どもたちをひきあわせられただけでも、星のことをやってきてよかったと思う。これまでで一番感動したプラネタリウムだった、と書いてくれました。
その後、「星つむぎの歌」を歌ってくれました。やはりこのクラスで、星つむぎの歌のように、自分たちで歌詞をつむぐ作業もずっとやってきているのです。それぞれが考えて、みんなで選ぶ。そしてまた書く・・を続けてきたそうです。今回歌ったのは、もともとの星つむぎの歌。先日のイベントとあいまって(実は先生は24日のイベントにきてくださっていました!)感動的。
さらに講演会。星つむぎの村の活動紹介(よりも、私の自己紹介が長くなってしまったが)、同じ星空の下、世の中にはそれぞれにがんばってる人がたくさんいて、お星さまになってもみんなを生かしてくれる子どもたちもいるよ、ということを伝え、みんな違ってみんな一緒、を伝えました。
ともっちさんに、オリヒメで入ってもらい、zoomでもお話してもらい、生まれつき脳性まひを持っているけど、子どものころに自立生活を願い、今はそれがかなっていること、やりたいことがいっぱいあってチャレンジしていること、伝えてくれました。
給食も一緒にいただき、子どもたちからは、手作りのうお座キーホルダーと、同じくうお座の銀河ボトル。子どもたちはこれらをバザーで売りながら、私たちを呼ぶためのお金を集めていたのです。
教室の中も外も全部、星・宇宙情報でうめつくされていました。今の時代に、こんなことが実現できるクラスと先生と学校があること、未来は明るい、と思わせてもらう時間でした。
広い敷地には、子どもたちが並ぶことなく、時間に縛られることなく、自由に活動する姿があって、その風景そのものが希望でした。
6年明組の先生は、学校の役割は、いろんな出会いをつくることだ、と言っていました。そんな先生が一人でも増えれば嬉しい。もっともっといろんな人をつなぎたいと思います。
まだまだ彼らとの活動は続きそうです。
ちなみに、写真、先生はどんどん出してください!とのことで出させてもらっています