暮らしの保健室にて(グリーフの会)

暮らしの保健室にて(グリーフの会)

8月10日(木)は、山梨県内で3つのイベントがありました。

まずは、山中湖村の児童クラブのみなさんに7mドーム。エアコンなしの体育館でのドームなので、スポットクーラーなども持っていきつつちょっと心配していましたが・・9時で22度。こんな数字は久々!さすが山中湖!ドームも平気でした。子どもたち54人が男子と女子にわかれて2回投影。またまた狂喜乱舞ぎみの子どもたちと、楽しい時間過ごしました。

このあとすぐに甲府に戻り「暮らしの保健室」で4mドーム投影。跡部さんは、北杜市のあおぞら共和国での観望会へ。このときのレポートは、村人のゆうこりんが書いてくれたものをアップします。
「暮らしの保健室」は、コロナ前には半ば定期的にプラネやらせてもらっていたのですが、今回とても久しぶりに。
そして今回は、暮らしの保健室の露木里恵さんたちの訪問看護ステーションとともに、在宅で看取りをしたみなさんに、「偲ぶ会」のお誘いをするという企画でした。
今回も、「思い出の星空」をそれぞれにお聞きし、それぞれの星空を出しました。はじまる前に、一人ひとりの短い自己紹介の中にも、今の気持ちを聞くことができて、とてもありがたいのです。9人ずつ2回投影しました。
そして、露木さんたちが、たくさんの患者さんを抱えながらも、一人ひとりとても丁寧に向き合ってこられたことが伝わってきます。
みなさん、美しい涙を流して、最後は清々しい表情になっているのがとても印象的でした。
また関わらせてもらいたいと思っています。(暮らしの保健室の写真、1枚もとってませんでした・・)
担当してくださった看護師さんの感想を掲載します。(彼女もまた大切ないのち見送った方でした)

「小さな小さな素粒子からできているすべての物体から
こうして人間として生を受けている自分
そしてそんな自分を大切にしてくれる周囲に
心から感謝する時間をいただきました
そして今を生きていくこと!を改めて考えることができました
本当に勇気をいただきました」

その夜、北杜では満天の星空。甲府でも、かなり星が見えました。みなさん見てたかなー、と思いながら私もしばし見上げていました。ここのところグリーフ目的のプラネタリウムにもだいぶご縁をいただくようになりました。(愛知こどもホスピスからはじまり、うみそら、りえん、暮らしの保健室、と続きました)
4mドームに寝転んで入れるぐらいの数(10名程度)だと、それぞれから指定された思い出の星空を出すことができて、
そのスタイルは、自身にも腑に落ちる感があり、そして、見ていただいているみなさんにも満足してもらえるような気がしています。
なにやかにやと45分~1時間ぐらいかかる投影になりますが、それぐらいできるといいなあ、と。
村には心強い仲間も多いので、あらためてグリーフとしてのプラネタリウムのスタイルを考える機会もあるといいなと思っています。

※写真は1枚もなく(汗)4mドームの写真です