6月九州ツアー

6月九州ツアー

6月14~16日の3日間、佐賀、福岡、佐賀、福岡と4カ所でプラネタリウムをさせていただきました。
ずっとつきあってくれた、福岡の村人・仲道さんからのレポート+αです。

6月14日(水)
●佐賀 肥前精神医療センター 7mドーム 午前 2回、午後 3回
正面からの見た目からは想像できないほど広大な敷地でした。奥行き方向に延びる廊下は なんと450m! 忘れ物をすると、往復で最長900m歩くことになります。。。。
それにしても、開放感のあるとても気持ちのホッとする空間でした。あと、病院関係の方々、すれ違う度に みなさん挨拶をしてくれて、気持ちよかったです。
さて、投影の感想です。どの回も、みなさん ドーム内では意識が集中しているようで、星空や宇宙に自然に同化して楽しんでいただけました。(お一人だけ、途中で出てこられました)
印象的だったことがあります。ある患者さんが、ケアーの方と2人で宇宙を経験してくれました。あとで スタッフさんに聞いたのですが、この患者さんは いままでイベントの類には参加したことが無く(参加しない)、おそらく初めて、とのこと。
こういうことに触れられると、この活動をやっている意義を改めて実感するのでした。

6月15日(木)
●AM 福岡市 多機能型事業所 ohana co 4mドーム 3回
この事業所は、けっこうごちゃごちゃした道の先にあり、「きっと(超方向音痴の)仲道さんはたどり着かないだろう」という期待通り、、、、「跡部さ~ん、道わかんない!」とHELP電話して やっと到着。
そして、いざ投影。途中、暑くて出てきたお友だちもいましたが、多くは ドームから出てくると「楽しんでもらえたなぁ~」とすぐにわかるような瞳や表情が次々と!
最後の一回はスタッフさん向け。みなさんの子どものような「期待する目」を見ると、こちらも自然と笑顔になります:注記:
もうひとつ 楽しかったことが。投影町の間に ひとりのの子と仲良くなりました。ここには、「おもちゃコンサルタント」の本領発揮?で、いくつかおもちゃを持っていったのですが、その中で、「くるくるチャイム」を気に入ってくれて、ずーっと遊んでました。私に、横に座ってろ、と命じて(笑)
この「くるくるチャイム」、どこいっても大人気だなぁ~
ohanacoさんは、TOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトで実施しました。

●PM 佐賀県唐津市 (株)ヤマフ 7mドーム 2回
これはまさしく「偶然の縁」だ! という以外にはない出会いのヤマフの社長さんとの出会い。真理子さん、跡部さんは念願の初対面でした~
その「縁」とは、、、たまたま(後にも先にも一度だけ)使った北九州空港で、これまた、たまたま(後にも先にも一度だけ)乗ったスカイマークで、さらに、たまたま(限定一か月間で)放映されていた「星つむぎの村」の紹介ムービーを なにげなく ご覧になったそうです
それを見て、ご本人曰く、「こころにビリビリっときた!」。その後は、村の活動に、と何度も寄付をいただだき、熱いこころが詰まったお手紙もいただいたのでした。(とても達筆だったようです)
そんな、ヤマフさんにプラネタリウムをお届けしました。わざわざ 公民館を手配いただき、寝っ転がれるようにたくさんの段ボールをご用意まで! こんなとこにも、ヤマフさんの気持ちが現れていたように思います。
社長をはじめ従業員の方々、社長が支援する こども食堂の子どもたちにそれぞれ、宇宙旅行を体験いただきました。
大人のみなさんは、投影前はニコニコ、投影後はさらに! みなさんリフレッシュされたようで、元気にお仕事に戻っていかれました。(えっ!、仕事中だったの! そういえば、みなさん作業服だった・・・)
子どもたちの中には、元気の良い子たちがいて、星空散歩の時は 笑ったり散歩したりしていましたが、いざ宇宙に飛び出すと・・・・引き込まれるように静かになり、名物の「火星ヨイショ!」では、近づいてくるときから、しっかり腕を上げて 接近を食い止めようとしていました。「ヨイショ!」も大声で楽しんでいました。

6月16日(金)
●福岡市 九州がんセンター 7mドーム  午前2回、午後2回
最大のピンチは 7mドーム設置。スペースは、どう見ても 4mドーム仕様で、おまけに、天井中心には、プロジェクターが。。。
試行錯誤の結果、幾つか工夫することでなんとか実施できました。三人寄れば文殊の知恵、とはこのこと?。

(以降、高橋追記)

九州がんセンターは、直接お伺いして以降、コロナの間もずっとフライングプラネタリウムをやり続けてくださった場所。心理士の白石さんという存在がとても大きくいてくださいます。

今回、コロナ禍以降、はじめて、小児科に入院中の子どもたちに対面でプラネタリウムをお届けできました。1~3回目は大人の方々、ベッドのまま入る方もいらして、医療スタッフのみなさんの一生懸命さもひしひし伝わりました。この病院は、スタッフの横のつながりをとても大切にしていて、患者さんもスタッフもみんな笑顔になれるようなプロジェクトを行っています。今回もその一環。

また来年もぜひ!と言っていただき、ほんとうに嬉しく思います。

 

後日、とっても素敵な感想集を送ってくださいました!! じーんとします。ありがとうございます。