「病院がプラネタリウム」研修

「病院がプラネタリウム」研修

5月28日(日)午後、星つむぎの村で「病院がプラネタリウム」研修会を行いました。リアルタイム参加は、24名ほどでしたが、都合がつかず録画でみます!という人も多数。

「病院がプラネタリウム」を含め、23年度は「出張プラネタリウム」が一気に増えています。また、この4年間発展してきた「フライングプラネタリウム」もニーズはありつづけ、今後もしっかり続けていく予定です。届ける場所は、全国各地、たくさんありますので、星つむぎの村として、それを実践できる担い手も育ってきています。

星のことはあまりわからないけれど、何かしたい、という思いで村人になる人も多く、お互い学び続けていくために「病院がプラネタリウム研修会」を、毎年開いています。今回は、その研修会の様子を、少しお伝えします。

研修会の大きな目的は、「共に生きる社会をめざす」ところにあります。今回は、「子どもたちが、一人ひとり自分らしく豊かに生きるために」をテーマに、盛りだくさんの話をみんなでシェアしました。

「子どもの権利条約と医療における子ども憲章」についてまずは大和淳さんから。続いて、黒井良子さんの医療保育士の経験から、「病気や障害の子どもたちとはじめましての際のアドバイス」。井関宏美さんから、娘のゆうなさんがICUにいたときの不安な気持ちと救われたアクションのこと。安藤晃子さんは、星になった佐知ちゃんから教わった大切なこと。藤田優子さんからは、重心児の一樹くんを、「人から愛されることを学びに」地域の学校へと思い続けてきたこと。大和紀子さんからは、星になったひなたちゃんとプラネタリウムをやるようになった思い。古川綾子さんからは、難病児の結莉奈ちゃんのやりたい!を支える姿。

参加した村人からは、「子どもであれ大人であれ、相手は計り知れない他者である、という感覚が必要ですよね。大人はつい、よかれと思って、子どものことを勝手に決めてしまうことが多いですが、子ども自身がどうしたいかをよく聞く、そして対話をするということがほんとうに大事なのだと感じます。」「星つむぎの村の多様性、そして包容力を感じる時間でした」などの感想が集まりました。

それぞれが、同じ星空の下、自分を生き、他者とともに生き、少しでも幸せな社会に近づけますように、星つむぎの村としてできることを今後もやり続けていきたいと思います。