星つむぎの村通信 -No82- 2022.8.12発行

星つむぎの村通信 -No82- 2022.8.12発行

酷暑の続く中ですが、 8月7日は「立秋」でした。
いやいや、二十四節気では「秋が立つ」けれど、まだまだ暑く むしろ暑さのピークと言ってもいいくらいです。
そんな中、ちょっと考えてみました。今が暑さのピークなら、これからは 少しづつ暑さが和らいでいくはずです。
ならば、気がつくと 夕方や早朝には 秋の気配が、となるのではないか。
よし! 夏はすでに折り返した!
そんなことを考えながら、暑さを乗り切っていこうとしている今日この頃です。
では、星つむぎの村通信 82号をお届けいたします。どうぞ、お楽しみください。

(仲道正恭)

<星空俳句>

雲疾(はや)し 夏の星空 走馬燈

暑い日が続きます。
日本各地で線状降水帯が発生して、限られた地域に大きな被害をもたらしています。
また、竜巻も時々どこかで起きていますね。
このところ、日中はよく晴れて夜になると曇り、星が見えない日が続いていましたが、ひさびさに今日の夕方は、10日目の月も見え隠れしながら、夏の大三角、さそり座、カシオペア、北極星、北斗七星の柄、アルクトゥルスが現れ、夏休みの子どもたちと楽しいひと時をすごしました。
北十字星である「はくちょう座」が 12月24日頃 夕方の西の空に十字架のように立つ、という話をしたら、
ふーんという顔をしておりました。
そんな情景です。

2022.8.8 (青りんご こと 齋藤泰文)

 

===========目次===========
1.今月の星空紹介
2.宇宙小話
3.村人だより -村人登場!ー
4.村人投稿
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1.今月の星空紹介

七月中旬から始まったペルセウス流星群が、間もなくピークを迎えようとしています。さながら花火大会のような、腰を据えて眺めたい天体ショーです。
そして、さそり座の近くには双眼鏡で見ることのできる散開星団、M6とM7を見ることができるでしょう。さそりの燃え盛る心臓、一等星アンタレスのイメージもあいまって、こちらは例えるならば線香花火。あなたはどちら派でしょうか。
打ち上げ花火の由来は、亡くなった人へ思い馳せること、悪いものから身を守ることと言われています。
星にも同じ思いを人は託してきたように思います。心ざわつく日は、祈りを込めて星を見上げてみませんか。

(にっち こと 谷口加奈子)

 

2.宇宙小話

西洋占星術研究家の鏡リュウジさんという方の著書「占星術夜話」に、ハーブ(薬草)と惑星の関係についてのお話がありましたので、ご紹介します。

とっかかり。
なんでも17世紀頃まで西洋の大学の医学部では、占星術が教授されるほど「医学」と「占星術」には深い関係があったそうです。

ある時、薬学を学んでいたニコラス・カルペパーさんという人が、ラテン語の「薬草学」を庶民でもわかりやすいように英語に翻訳し、「そのへんに生えてる草の効能を知っとったら医者なんかいらんでー」という、医者たちの怒りをかうようなことをしでかしました。

さて当時の薬草学では、それぞれのハーブには特定の惑星が割り当てられており、その惑星の力をハーブが持っていると考えられていたとのこと。
たとえば、ジンジャー(生姜)と火星。生姜を食べると体が温かくなる効能、みたいな。
他にはカモマイルと太陽、ラベンダーと水星、ローズと金星、キャベツと月、などなどもあるそうです。
こう書くと歌のタイトルみたいですね。

カルペパーさんは、実際に薬草の知識と占星術の知識を駆使して治療していたとのことで、患者さんがやって来たその瞬間の「星の配置図」を作成していたそうです。
いったいそれをどのように見て治療していたのかこの本には記述がありませんが、いま私がたまに診てもらう病院でそんなことをされたらテンション爆上がりです。

カルペパーさんの「薬草大全」は、300年経った今でもずっと復刻され続けているのだそうです。

(河村和栄)

3.村人だより -村人登場!ー

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名前:船場ゆりあ
住んでいる所:富士山の麓にあるお寺
一言:
お腹には11月誕生予定のべビーを抱えつつ4歳と3歳になる暴れんボーイ&イヤイヤ娘と日夜格闘を繰り広げるママです。
以前山梨県立科学館に勤めていた際に真理子さん達に出会い、結婚して退職した後も嫁いだお寺のイベントに度々真理子さん達にお越し頂き 近隣の子供達に星の話をして頂いています。
跡部さんは何と私が小学校時代のクラブ活動の顧問の先生でした!
不思議なご縁を頂いています。
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最近ふと見上げた夜空に不思議な物を度々見かけます。

例えば・・山の山頂付近にとっても明るい星が1つ。
金星かな?いやいや、、、こんな時間に金星は違うよな。
山小屋かな? あんな所にあったかしらん?
などと考えておりますと、その光が急に飛び立ってこちらに向かってくるではありませんか!
飛行機が正面からずっと飛んできていたのか、いや飛行機はもっと高い所を行くはず。
自衛隊の飛行機か?とも考え後に調べましたが一致するような機体は無く。
あの時頭上を飛び過ぎていった物は 今までに見たことのないようなものでした。

そしてまた別の日、今度は8個程の光の点が連なった、まるで銀河鉄道のような謎の光の列を目撃。
ジョバンニが乗っていた銀河鉄道の駅とは違う方向でしたので、もしかしたら違う沿線がいつの間にか開通したのでしょうか。。。。

とまあこんな調子で、母がUFOかな!何だあれは!と騒ぐ事が続いたもので。
先日車内にて息子が
「お母さんアレなに?!付いてくるよ!お化けかな?!」
その方向に目をやると朧月が。お月様だから怖くないよと告げると安心した様子で、
「でも、何で付いて来るのかな?僕のこと好きなのかな?一緒にお家に行きたいのかな?」
などと不思議な様子で月を見つめていました。
またある時は
「お山で何か動いてる!」
と言うので見てみれば、富士山登山客達が持つライトの光であったり。。。
最近夜に光を見てはしゃぎ過ぎたかしらと反省する母ちゃんなのでした。

富士山周辺では未確認飛行物体がよく目撃されるとも聞きます。
あの光は何だったのか実は物凄く気になっておりますので、もし村人の方の中にお詳しい方がいらっしゃいましたら是非お話を伺いたいと存じます。

(船場ゆりあ)

4.村人投稿

今回も、前回に引き続き、村人たちによる写真の数々をご紹介します。
星や空の写真をはじめ、夏休みの宿題まで!
さらには、みなさんで楽しめる「がおー 探し」と、とっても楽しいコーナーとなりました。
是非お楽しみください♪

<宙、空>

天の川!
2022年7月31日 21時47分
撮影場所:岐阜県恵那市  撮影者:すばる星人 こと 内海市郎

 

今朝! よい予感♪
2022年7月27日朝 撮影場所:埼玉県川口市 撮影者:かのうくみ

 

夜明け前二十五日のお月さま
2022年7月24日早朝
撮影場所:兵庫県宝塚市月見山 撮影者:大澤貴代子

 

がおー(がおー)  ★がおー(ゴジラ)は何匹いるかな??
2022年7/28 19時頃 撮影場所:東京都調布市 撮影者:清水美来

<夏休み>

あらたのあさがお
2022年7/28 朝  撮影場所:東京都多摩市 撮影者:小1あらた