熊本再春医療センターへ1週間フラプラ

6月8日(月)~12日(金)の1週間にわたって、熊本再春医療センターにおいて、フライングプラネタリウムが16回!おこなわれました。
プロジェクタ―をお貸出しして、ライブで行うもの+再生でおこなうもの、の組み合わせで、医療センターにいらっしゃる多くの患者さん、利用者さん、スタッフさんが体験してくださいました。
これだけ多くの回数を「病院あげて」やってくださり、感激です。
やりとりをしてくださった保育士さんからは、「この話があって、久々の明るい話題にスタッフがみんな沸き立ちました」とおっしゃっていただきました。
以下、スタッフのみなさまからの感想です。
■神経筋疾患病棟の感想
こちらの病棟では師長と高校生の利用者さんが参加されました。利用者さんからは、「わぁーきれい。」と開始直後に声が上がっていました。説明の中に「星がみんなのお母さんなんです」というところがあり、その時驚いたように「えっ?!お母さん?」と驚きの声が出ていました。
師長から、「癒しの時間だったですね。たまにはこんなにゆっくりとした時間を過ごすことも大切ですね。」という感想が聞かれました。その後、医師からも「私も見たかった。」という声があったと聞きました。
私(保育士)としては、自分がよく星空を見るので、星座の見つけ方などを説明していただき、実際探してみたくなりました。
■小児科病棟の感想
6月9日(学童)
少し照れた様子もあり、高橋さんからの声かけに対する反応は薄かったですが、終始笑顔で星空を見上げていらっしゃいました。また終了後にも、「俺は地球を14周したから」「○○さんは何座?」などとプラネタリウムで話していただいた内容を楽しそうに話している姿が見られました。
6月11日(個室)
始まる前に名前を呼んでもらうと笑顔が見られました。天井に星が映し出されると、大きく目を開けてしっかり見つめていらっしゃいました。最後に、馬得た日の星空を映し出してくださったときには、お母さまが目を潤ませていらっしゃいました。ご本人は最後の方でうとうとと心地よさそうに眠ってしまわれましたが、終了後にお母さまから「普段はあんなにゆっくり星なんて見る時間もないから癒されました。この子が生まれた日の空はあんな感じだったんだなと思うと元気が湧いてきて、ウルっとしてしまいました。」と感想をいただきました。
素敵な機会をつくってくださり、ありがとうございました。
■通所の感想
名前を呼ばれるたびに、嬉しそうに笑われたり声をだしたりされていました。はじめのカウントダウンでは、一緒に「10.9.8.・・・」と数を数えて盛り上がっていました。
■重症心身障害病棟
○利用者さんの様子
・普段映像を観る際は前方にスクリーンを設置しているが、天井に映し出した方が観やすそうだった。
・フライングプラネタリウムの上映が始まると声を出したり笑顔が見られたりして楽しまれていた。
・映像とゆったりとした音楽で緊張されることなく、リラックスして過ごされていた。
・普段長く集中して活動に参加することが難しい方もフライングプラネタリウムでは長い時間楽しそうに観られていた。
・多くの職員(看護師、療養介助専門員)と一緒に観ることができ、皆で楽しい時間を共有することができた。
○職員からの意見
・誰が見ても分かりやすく、手順書もつけてくださったので、物品の設営や片付けがしやすかった。
・物品がコンパクトで移動しやすかった。
・天井の高さの関係なのか、ピントが合わない部屋が多かった。
・機会があればぜひまたお願いしたい。