新潟県立がんセンター新潟病院 小児科で

新潟県立がんセンター新潟病院 小児科で

7月6日、7日、新潟県立がんセンター新潟病院の小児科へ、フライングプラネタリウムを行いました。6日は、6歳になったばかりのKちゃんとそのご家族に、7日は小児科にいる子どもたちに2回投影しました。

村人である大和さんが、この病院での保育ボランティアをしているつながりで、紹介してもらい、臨床心理士の中島さんが一生懸命対応してくださったおかげで実現しました。

やはりここも、保護者の面会制限もあり、保育ボランティアも訪問できないままなので、子どもたちはストレスや寂しさを抱えている状況になっています。

Kちゃんとご家族向けの投影は、お誕生日祝いをかねていたので、Kちゃんとご兄弟の写真をいただき、仲良く宇宙旅行しました。また、お誕生日の星空もだしました。満天の星空になったり、宇宙に飛び出したりというときには、きゃーきゃーと声をだして喜んでくれていたKちゃん、どんどん視野がひろくなり銀河をこえたぐらいから、しくしく泣きだしてしまったそうです。大好きなおにいちゃんたちの姿をみて、おうちに帰りたくなっちゃったのかもしれません。お母さんも一緒に泣いていらしたようです。

7日は、子どもたちが5、6人ずつ集まっての2回投影。2歳から高校生まで年齢もさまざま。天井のエアコンやら、画質の問題やらが大人は気になるけれど、子どもたちはすぐに星の世界に入り込み夢中になっていたようです。幅広い年齢がいたため、半分くらいで退室した子、途中で怖くなってしまった子、興味津々で見る子、子どもよりも熱心に見るお母さん、などいろいろな姿がいらしたとのこと。教室に来られなかった子はそれぞれの病室で見てくれていたようです。

2日間とも始まる前にzoomでつなぎ、村人や保育ボランティアの方に一緒に入っていただいて、子どもたちに「こんにちは」をしました。こちらがぬいぐるみを見せると、Kちゃんは、自分の好きなぬいぐるみも次々と見せてくれました。「外」にいる人たちとの、こういったコミュニケーションも、子どもたちの毎日には必要なのだろうなと感じています。

受け入れてくださった新潟病院のみなさま、ありがとうございました!