三河病院みんなでプラネタリウム
1月26日(日)、愛知県岡崎にある三河病院にお伺いしました。 病院の歴史は古いですが、建物はぴかぴか。 会場となった体育館も令和とともにオープンした建物でした。 精神科の患者さんが入院されているこの病院で、午前中は、入院患者さんと、子どもたちに3回投影。午後は、地域の人たちにむけた3回投影でした。 7mドームで行ったので、この1日でご覧になった方は、180人ほど。
地域の福祉のキーパーソンである中澤さんや看護部長の太田さんのご尽力でこの会が成立していました。ここにもまた、共生社会を目指して、日々一生懸命生きているみなさんの姿があります。 星つむぎの村からは、高橋、跡部、川北祥子・一彦、永友真奈美(午後)とご主人(午前)。 レポートは、川北+高橋です。
午前の部、始まる前の説明を受けられる時は少し不安そうな顔の方もいらっしゃいましたが、プラネタリウムを終えて出て見えた時、多くの方の顔が穏やかで嬉しくなりました。 私(川北)のすぐ横で車椅子で参加された方は最初真っ暗で怖い〜と言って下を向いたり目を瞑ったりしていたのですが、星座の話が始まったあたりからは空を見上げて、火星を持ち上げるときには両手をあげて参加。最後は「よかった」と言ってドーム外に出られました。
とっても晴ればれした顔で、「いやーよかった」と高橋に握手を求めていらした方、満天の星になったときに、「すごいねーすごいねー」を連発していた方。 いつもはとても厳しい目をしているという子も、ドームからでたときにはとても素敵な表情をしていました。
午前の最終上映では患者の皆さんと共に三河病院のマスコット犬のあずきちゃんが先生と一緒にプラネタリウムに。火星や土星が出てくると立ち上がって見上げていました。
午後の地域の方むけの上映では、子ども連れのご家族も多く、沢山の歓声がドームの中に響き、「来てよかった」「感動した」「星が迫ってきて面白かった」とみなさんから沢山の嬉しい言葉をいただきました。 星座カードづくりも大好評。
三河病院はスタッフのみなさんがとても一生懸命に患者さんの過ごしやすい空間作りや地域の皆さんとの交流に努力をなさっているなと思いました。受け入れる側の想いとサポートがプラネタリウムをより素晴らしいものにしていくのだなと改めて感じました。
午前中を終えたところで、これは来年もぜひ、とおっしゃっていただきました。 「みんなでプラネタリウム」がいろんな形で広がっていくことがとても嬉しいです。ありがとうございました。