2025年 新年のごあいさつ
2025年、新しい年が明けました。
みなさま、明けましておめでとうございます。
今年も地球は太陽の周りを一周して、地球は昨日からくるりと一回りして、初日の出を連れてきました。それは46億年繰り返される変わらない風景。
そもそも何か天文学的な意味があって1月1日をこの日とすると決まっているわけではありません。そこになにがしかの意味を与え、価値あるものとして見つめてきたのは、ほかならぬ私たち。
昨日までの1年と、今日からの1年と、何を成し遂げ、何を夢見るのか。
今年の初日の出は、星つむぐ家に泊まりに来てくれたバギーっ子のゆうくんと一緒に迎えました。長年の夢が叶った星つむぐ家には、すでに300名を超える方にお泊りいただき、そのうちの7割ほどが外出困難者の方を含むみなさんです。
日の出を迎えること、星空を見上げること、風を感じること、そんな当たり前のことが、私たちの暮らしであり、生きるのになくてはならないことなのだと、この「家」が気づかせてくれます。
昨夜のNHK紅白歌合戦のテーマは「あなたへの歌」でした。白組のトリを飾った福山雅治さんは、「歌を作るときは、ただひとりその人への歌と思って作っています」と語っていました。
私たちは、一人でも多くの人に星空を届け、ともに星を見ようと思います。でもそれは、だれかひとりに届けることからしか始まりません。
今年も、どこかの「あなた」に星空を届け一緒に星を見ようと思います。
どうか、そんな星つむぎの村の想いを共有して一緒に歩んでいってください。
本年もよろしくお願いします。
星つむぎの村 共同代表 跡部浩一・髙橋真理子