星つむぎの村通信 No.6 2016年6月5日 芒種

星つむぎの村通信 No.6 2016年6月5日 芒種

1日遅くなってしまいました。星つむぎの村通信をお送りします。

★★二十四節気・芒種★★
関東・甲信越も梅雨入りをしたようです。
6月5日は二十四節気の芒種です。太陽の黄経75°です。芒種とは、稲など穀物の穂の出る作物の種をまく季節から来ています。実際にはもう田植えも終わっていて、種をまくには少し遅いのかもしれません。
去る5月31日は火星が地球と7,528万kmまで中接近しました。6月2日から3日まではよく晴れましたのでみなさん、大きな火星に感動し素敵な写真を撮られたのではないでしょうか。火星の次回の最接近は2018年7月31日で5,759万kmまで近づきます。

二年余で またまた会える 夏の君             (文責:青りんご)

★★星つむぎの村・活動レポート★★
星つむぎの村では、春以降、3月20日、5月4日、28日に、「星の郷」こと、泉郷(ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳)にて、星空イベントを行ってきました。手作り望遠鏡づくり、共同代表の一人・高橋真理子(宙先案内人)の話、観望会という内容です。毎回晴れ!特に5月28日(土)は、この時期には珍しいほどの澄み切った空に、降るような満天の星。加えて、明るいISS(国際宇宙ステーション)も通過し、もちろん、今、どれも明るく見えている惑星たち(火星、木星、土星)も望遠鏡でたっぷり見ることができました。
また、先日6月3日(金)には、「わくわく惑星観望会」と題して、甲府駅の北口広場で、観望会を行いました。突然の開催だったにも関わらず、200人以上の方が集まりました!大きく開いた土星の輪。木星は2本の縞模様と、4つのうちの3つが見えたガリレオ衛星(イオ・エウロパ・カリスト)。肝心の火星は、かろうじて極冠の白と大シルチスの黒い模様が確認できました。「初めて見ました。」「火星って小さいんですね。」「土星の輪って本当にあるんですね!」と、みなさん興奮気味。
町中で思いがけず、はるか遠い世界に触れるのも貴重な機会だな、と思います。

★★お知らせ★★第18回ライトダウンやまなし2016開催決定!
「街の灯りを消して,みんなで美しい星空を見上げよう」。1年に1度、1時間だけ、看板などの屋外照明をできるだけ消して、美しい星空を取り戻そうという「ライトダウンやまなし」は、1999年に始まり今年で18回目を迎えます(2013年まではライトダウン甲府バレーとして実施)。初めは100ヶ所程度だった消灯協力も、年々増え続け、昨年は1200ヶ所以上を数えるまでになりました。毎年繰り返して行われているライトダウンの活動としては、全国で最も長い歴史を誇ります。
ライトダウンの時間帯、甲府盆地の明かりが20~30%程暗くなり、それによって夜空の明るさも同程度暗くなっていることが星空公団のみなさんの科学的な調査により確かめられています。街の明るさと夜空の明るさに相関関係があるのが確かめられたのも、実はライトダウンやまなしでの例が初めてでした。
18回目の今年は、11月5日(土)午後8時~9時が消灯時間。テーマは「星の郷に暮らそう」。星つむぎの村の活動拠点である泉郷のある八ヶ岳山麓で見られるような、満天の星に抱かれた「星の郷」で暮らすこと。それはきっと、そこに住む人たちに「幸せ」を運んできてくれるはずです。
みなさんも、照明のスイッチを切って、夜空の星を見上げましょう。
私たちと一緒に。同じ星を見上げている星の向こうにいる誰かと一緒に。
星つむぎの村共同代表・ライトダウンやまなし実行委員会事務局長 跡部浩一
★★星つむぎの村・イベント情報★★
2016年6月25日(土)138億光年宇宙の旅&星空観望会」
場所: 八ヶ岳ネオオリエンタルリゾート セミナーハウス「星の郷ミュージアム」
時間: 18:30~19:30 手作り望遠鏡教室
19:30~20:10 138億光年宇宙の旅 by 宙先案内人 高橋真理子
20:20~21:00 観望会
詳細はhttp://yatsugatake.izumigo.co.jp/contents/event/zoom/?post_id=22600
※宿泊者以外の方は有料となりますが、「星つむぎの村村民」は無料で参加可能です。
夏には、星つむぎの村として、「星空縁日」を開催予定です。ぜひ、夏休みの予定に入れていただき、八ヶ岳のおいしい空気と、美しい星空に会いにいらしてください。
開催日:7月16(土)、17(日)、
8月9(火)、10(水)、15(月)、17(水)、27(土)
時間: 18:00~21:00
場所: 八ヶ岳ネオオリエンタルリゾート セミナーハウス「星の郷ミュージアム」
内容: オリジナルコンテンツ「天の川のむこうに」上映、プラネタリウム、
あれこれワークショップ(星のペンダント、星のなる木ランプ、地球ゴマ、他)
※日によってメニューを変えていきます

★★プロジェクト村民へのお誘い★★
星つむぎの村では、現在、以下の4つのプロジェクトを中心に、「星と人」に関わる活動をしています。よかったら、プロジェクト村民として一緒に活動しませんか? 星や天文に関わる知識は前提としません。一緒に活動していくことで、互いの好奇心を刺激しあって、学びあっていく場です。
現在のプロジェクトは以下ですが、プロジェクト村民になれば、あらたな企画の提案も歓迎です。

「星の郷プロジェクト」:
ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳内、「星の郷ミュージアム」を主な活動場としながら、星空文化の発信をしていきます。「星の郷ミュージアム」には、今、プラネタリウムができつつあります!

「病院がプラネタリウム」:
ほんものの星空を見ることができない人たちにプラネタリウムをもってでかけるプロジェクト。
詳細は http://alricha.net/index.php?hospital
(共同代表の一人、高橋真理子の星空工房アルリシャとの協同事業です)

「被災地支援」:
2011年以降、東北沿岸部の延べ40か所ほどでプラネタリウムや観望会を行ってきました。今年は、7月、11月に、それぞれ東北気仙地方、福島を予定しています。また、熊本も計画していきます。

「ユニバーサルデザイン活動」:主に、目を使わない方、耳を使わない方たちと、宇宙の情報を共有するための活動です。星つむぎの村として、まだ十分な活動にいたっていないので、何かやりたい、という方、ぜひともいらしてください。

登録の方法などについては、
http://hoshitsumugi.main.jp/web/registration_group
をご覧ください。みなさんのご参加お待ちしています。

村通信への感想・寄稿も歓迎しています!
info@hoshitsumugi.main.jp へどうぞ。