宿泊記 おいで~待ってるよ

宿泊記 おいで~待ってるよ

11月末、神戸からはるばるやってきた井関家! よいお天気にめぐまれて、家で楽しく過ごしてくれた様子をレポートしてくれました。

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【車椅子ユーザーの娘との旅行】
車椅子での移動を考えたらどこで休憩して、宿泊先には事前に車椅子ユーザーですが、、、と伝えて、確認して。。。あれやこれやと準備が必要で
「宿泊できるかな?」「宿泊させてもらえるかな?」と思うともうぐったりしかも数年前に常時人工呼吸器が必要になってからは更に医療機器の荷物も増えて電源とか環境とか考えるともう旅行は無理か。。。

と諦めかけていたのだけど、、、でもなんだか諦めたくないな医療デバイス山盛りになっても「できた!」を続けたい
娘と一緒にまた本物の星がみたい
娘の横で同じ目線で「一緒に」を叶えたかった

数年前には私の手のなかから砂がこぼれ落ちるように、もしかしたら娘を失うかもしれないと経験した事
そんな経験をしたせいか、命って当たり前なんかじゃないと再び気づいて、まだまだ「一緒に」を叶えたかったそんな我が家にとって 星つむぐ家が完成して「おいで 待ってるよ」って言ってもらえて本当に嬉しかった

車椅子のまま入って、お風呂のときは車椅子をここに置いて「うん!行ける!これなら動線動きやすいしいける!」
というのがわかるともうあとは宿泊が楽しみで楽しみでしょうがない

娘もバリアフリーな家で自由に室内とデッキとをグルグル電動車椅子で動き回っていて
自分でドアを開けて出たり入ったり、そのたびに車椅子のタイヤを拭くのがめんどくさくなるくらいでした
自分の行きたい場所に自分でスイスイ行っちゃう

デッキからの眺めに「すごいねぇ~」「あの畑ってさ、いつもオンラインで見てる畑だよね、来れたんだよね」
「あそこに私の名前がある」とオンラインで自分の名前が入った看板を畑にたてたことを思い出して嬉しそう
ハード面でもソフト面でもバリアフリーな最高の家宿泊中はお天気もよくひたすらのんびりと家を堪能させていただきました。久々に日常の雑音をシャットアウト

こあがりでゴロゴロ、夜は星が見えるタイミングを待ち、吸い込むと咽るくらい冷えた空気のなかで星見デッキから空を見上げて星がみえすぎて驚き
娘は、こあがりに寝転がりここからでも星が見えるよ!と暖かい部屋の窓からズボラ星見(笑)
滞在中は存分に「一緒」を堪能させていただきました
障害があってもなくても「おいで 待ってるよ」の言葉にみんなが引き寄せられる家
「特別な家」 同じような境遇の家族にもおススメしたくて今度は我が家が「おいで 待ってるよ」をシェアしたいなと思います。