天王寺動物園で学ぶSDGzoo 特別企画プラネタリウム 「夜空に浮かぶ動物園」にて

11月16日(日曜)大阪の天王寺動物園にて7mドームでプラネタリウムを投影しました。
SDGzooという毎日新聞社が主体となって行っている2日間盛りだくさんイベントの一環です。毎日新聞は、「点字毎日」をもっていることから、視覚障害者のみなさんとのつながりが深いです。
去年に引き続き、「夜空に浮かぶ動物園第2章」を担うのは、加賀からいらした視覚障害を持つ木下真由さん。 星つむぎの村はそのコラボ相手としてドームを持ってお伺いしました。
また今回は、富山の黒部市田科学館の野寺さん(通称のでりん:村人)が、科学館で実施した「さわれる宇宙展」をこちらで展開してくれました。
星つむぎの村からは、真理子さん、ひろみぃさん、長尾さん、りゅうさん、さえこさん、河村さん、のでりんさん、大澤さん。
レポート、みんなの思いがあふれすぎてだいぶ割愛させていただいています。が、長いです。 レポート、まずはさえこさんです。
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午前11時から4回投影、木下真由さんと高橋真理子さんのお2人の語りというスーパー豪華バージョンの投影 7メートルドーム(ファスナーいよいよやばい) 1回目25人ぐらい 2回目 30人ぐらい 3回目35人ぐらい? 4回目32人ぐらい 3回目のときはドームがはち切れそうになってました。
どの回にも白杖を使われるお客さんが来てくださり、木下さんに掛け声がかかっていました。木下さんの素敵なお声で、実は星座には動物がけっこうたくさん登場していることを気付かされました。方向を言う時に時計の文字盤(アナログ時代の文字盤ですね)を参照する、なーるほどと思いました。
同じ部屋で のでりんさん によるさわる惑星・さわる能登地震情報の展示があり、そちらも大盛況。能登の地震は震度と地形の関係が、立体的によくわかるーと感心してしまいました。
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続いて大澤さんのレポートです。
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今年は、投影にも目のご不自由な方が昨年よりも多く来てくださっていました。真由さんは「魔法のことば」としてみなさんに「星つむぎ」という言葉を紹介していました。目をつぶってみんなで「星つむぎ」と声を合わせたあと目を開くと満天の星空が。素敵な趣向だな、と思いました。
そして包み込むようなやさしいお声で四季それぞれに動物の出てくる星座のお話をしてくださいました。小さな女の子が、いろいろと合いの手を入れていたのですが、それにも、やさしく答えておられました。最後に「今日こうしてみなさんに星を見ていただいたことが、私の心の中で北極星のように輝くと思います」という意味のことをおっしゃっておられました。そして、続く真理子さんの語りでみんなで宇宙へ。みんな同じ誕生日をもっているという言葉が、やさしく心に響きました。
この回に、村人で大学の教員をされている鳥海さんが目のご不自由な方お二人をお連れしていたのでした。終わったあと、「宇宙の中の、銀河の中の、地球の中の、その中の私なんですね」とご自身の内を見つめるような思いで話してくださいました。
お二人が楽しまれた、というお話に真由さんが、「同じ目の不自由な方に楽しかった、と言ってもらえるのは何倍も嬉しい」ということを大きな声で笑顔でおっしゃっていたのでした。そして、真由さんは、「目に見えなくても星空を見上げて、そこに星がある、ということを思ってほしい」と。
今回、のでりんさんが持ってきてくださった「さわる宇宙展」もみなさんが楽しんでくださいました。3Dプリンターで惑星を再現したものや、探査機、電波望遠鏡、そして、小さな隕石なども手にとって触ることができます。地球と、月、水星、金星で、同じりんごの重さが違うことも、持つことで比べられるようになっていました。そして、流れ星の音を聞くことができるというのも素敵でした。地球から電波を発してそれが、流星に当たると音が鳴る、という仕組みです。ある男の子は、「流れ星の音!すごい!」と目をきらきらさせて、一緒にいた家族に、聴いてみるように勧めていたのでした。外国の方が、火星の「オリンポス」を探していたり、流れ星の音に聞き入ったり、りんごの重さの違いを楽しんだり。白杖を持ったみなさんも展示を楽しんでおられました。三等星まで見える星空と、六等星まで見える星空の点図で、その星の数の違いを確かめながら、「自分の住んでいるところは、それほど都会ではないから、どれくらいの星の数が見えるだろうか」と思いを馳せておられました。
今日も楽しませていただきました。お世話になった皆さま、ありがとうございました。
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続いて河村さんのレポートです。
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今回は私の職場の方が3名一緒に来てくださって、プラネに、さわる宇宙展にと、かなり満足しておられました。プラネが終わって出てきたら、3人ともに涙のアト。「いやぁ〜もぅ〜、ありがとうございました
」「ほんとカワムラさん、いい活動してるねぇ」と感想を頂きました。向かいの部屋での、動物の骨を触る「手で見る命」にも参加されていたので、いろんなイベントの様子を、今後の職場でのイベント事のためにも参考にされたのだと思います。私の職場は目の見えない・見えにくい方が利用されるところで、何人か全盲の職員もおられます。今回、鳥海さんが一緒に連れて来てくださった学生さんのうちの一人、全盲の女性も、数ヶ月ほど私の職場でアルバイトをされていた方で、私もびっくり、来てくれた職場の方々とも再会、喜びの嵐、繋がりの嵐でした。
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続いて井関さんのレポートです。
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個人的には以前から繋がりがあった全盲の18歳の子をイベントの声掛けをしました。知り合った当時はなかなか前向きになれなかった様子でしたが、だんだん好きなことを見つけている時期で、「さわる宇宙展」に反応してくれ、きてくれました。きょうだいさんも一緒に来てくれました。3Dプリンターで作られた地球「ちっさ!」(笑)だそうです。プラネ解説は聞きやすかった、声すごくカワイイと木下さんの事もお話ししてくれました。また、たまたまお互いに共通の友人も一緒に投影をみられたそうです。その彼は阪急のH2Oのイベントで星つむぎを体験してくださり、弱視の子の絵本の先生に聞いて天王寺まで来てくださり、またプラネタリウムを体験してくれた子で、のでりんも知っている子だったとか。すんごい繋がりがありました。
「さわる宇宙」の展示の子どもたちのリアクションは、地球で日本「ちっさ!」とか、オーストラリアの標高の低さを教えてもらい「え、何これ!沈んでまうやん!」など、楽しいコミュニケーションが続きました。
また、今回お誘いした別の友人は、息子さんが数年前にお星さまになった人なのですが、宇宙から地球に帰るところで「ようやく子供に会えた気がする、一緒にいると身体で感じれた」と大号泣でした。そのあとも、行けてよかった、と何度も言っていただき、またぜひ一緒に活動できたらと思います。







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