刀根山医療センターにて

星つむぎの村からは高橋と井関。
井関ひろみぃのレポートです。
今回、印象的だった長尾さんの言葉が、「30分という時間は患者さん達にとってはとても貴重な時間なんです!」とスタッフさんに伝えておられ、だからスタッフも寄り添って一緒に楽しんで欲しいと。普段の外出しづらい日常生活や、病室から何年も出ない生活になっている方が今回参加されるという事を踏まえての深い言葉。
そして、刀根山医療センターの療育部門(保育士さん)のパワーの凄さに驚きました。ここでは療育(生活)がとても大切にされていて「経験、体験」をとても大切にされている様子が伝わってきました。
今日、一緒に星をみることができて本当に良かったと。本来であれば病室投影も検討されていた方もいらっしゃったそうですが、直前に亡くなられたそうで病室投影は叶わず。。。
みんなで一緒に星をみる、空をみあげる事は当たり前じゃない、いろいろあるけど、今生きている。一緒にみることができる。それを大切にしたいなと思いました。
今回、午前午後ともに患者さんだけで20人前後、午後は院内のテレビ中継もプラスアルファ。
参加される方のほとんどが呼吸器ユーザーや口腔内の持続吸引が必要な方も多く(唾液を飲み込むことが難しく低圧でずっと唾液の吸引が必要)ベッドごと病室からイベント会場へ。スピーディーかつ安全に移動をさせる事がいかに重要か。病棟スタッフ以外にも事務方の人(?)スーツ姿の方もお手伝いをされている感じでした。
〇〇さんどこ行ったらいい?〇〇さん呼吸器赤コンセント(呼吸器のコードを繋ぐためのコンセントで停電してもそこは電源が落ちない設計になっている)に繋いで!とか酸素はここから行くわ!と壁に備え付けのボンベに繋いだり、とにかく連携がすごい!早い!会場に到着したらどの体制がいいのか?ベッドの向きは?頭の向きは?あの辺見える?とか微調整に入るスタッフさん達「この辺が見えたらOKですー」くらいのお手伝いしかできないけど。一緒に楽しもうとする雰囲気は楽しかったです。
また、スタッフさんが患者さんに「あのなぁー、この天井がいつもとちゃう天井になるねん!宇宙になるねん!」ってニコニコしながら投影前にネタバレさせてはる(笑)患者さんも「え?!どういう事?えっ?えっ?」と目をキラキラさせてくださっていたり、服はもちろんポジショニングのクッションまで阪神タイガース一色で「間違いなく阪神ファンですね?」と聞いたら「そうやで、病室に阪神の選手のサインもいっぱいあるでぇ~、今日は星より自分を輝かせてここまで来たわ(笑)」と笑顔でお話ししてくださる方。素敵すぎるやん!!火星を持ち上げる際にはスタッフさんから「もっと頑張らな落ちてくるで!」と2回目持ち上げる際には拘縮している手を懸命に動かし、タオルケットからピョンっと手が出た瞬間を目にすることができて、なんだか一緒に持ち上げた感じが満載!!緊張してて声をかけても「うんうん」と照れ臭そうにお返事してくださる人、snsで個人的に親御さんとやりとりさせていただいて繋がっている方の娘さんも刀根山でお会いできて、リアルは初対面だったけど、妙に親近感がわいてめっちゃ話しかけてしまいました。投影を「楽しみにしてた」と言ってくださり、終わってからも「星みれた」と少しにこっとしてくださったのが印象的でした。
午前1回、午後1回の投影でしたが、それ以上の回数を投影したかのようにいろいろ感じることが多かった今回の投影。
投影後に午前、午後それぞれに患者さんからお礼の言葉をいただきました、気管切開をしている方、いつもはすごくおしゃべりしてカラオケなんかも歌ったりしている子だそうですが、挨拶の時は喉がギュッと閉まったような感じで話していて「緊張してるのかな?緊張したら気切のところがギュッとなるよね~喋りにくいやろうけどガンバレぇ~!」と応援ながら気づいたら涙が出ていた自分に驚き。我が子のようについ応援に力が入ってしまっていました。
午後の投影後に挨拶をしてくれた人は流暢に話す方で「お誕生日星座のところで名前を呼ばれるのは恥ずかしかった」と(笑)
照れるって事ですかね?2回くらい恥ずかしかったと言われていました。でも、来年もこいう会をしたい!あれがしたい!これがしたい!とみんなの前で宣言されていました。口に出して伝えるって大事。きっと応援してくださる方はたくさんいる。来年また会えますように。
娘と同じ疾患を抱えた人達に「天井が宇宙になる」あの面白くもない冷たい天井のはるか向こうを想像する貴重な時間を届ける事をこれからも大切にしたいなと思いました。

