星の寺子屋(9月25日)レポート

星の寺子屋(9月25日)レポート

9月25日午前に行われた星の寺子屋。星の寺子屋は、今年、タケダ・ウェルビーイングのご支援により実施しています。その助成元である武田薬品工業株式会社さま(以下、タケダ)のボランティアが3名参加してくださり、なぞなぞコーナーの実施やレポート作成をしてくださいました。この日は、子どもたちは13名参加。以下、タケダの方からのレポートです。

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10時から2時間弱、今日も楽しい星の寺子屋の時間が始まりました。

 

今回初めてタケダの社員3人がボランティアとして参加し、このレポートの作成となぞなぞを出すことになりました。事前に前回の星の寺子屋をビデオで見ていたので、またみなさんにお会いできたという感覚でこの会に溶け込むことができました。

朝の会は恒例の自己紹介からです。画用紙やボードを見せながら、呼ばれたい名前、お誕生日星座と好きな星や星座、住んでいるところ、今はまっていることを発表します。歌を歌うこととウクレレ演奏にはまっている子がいたので、寺子屋ガールズ&ボーイズバンドを結成できるねと盛り上がりました。

 

1校時目は音楽で、校歌「星つむぎの歌」を手話で歌います。みんなとっても上手です。『僕らは一人では生きていけない』のところがサビだと教えてもらい、みんなで手話で表現します。ステキな曲です。

 

2校時目は理科(国語)で、みんな大好き星座ビンゴです。その前に今日の夜9時頃の星座を真理子さんが紹介してくれました。その15の星座から9つ選んで自分だけのビンゴを作ります。このビンゴにはいくつかの賞があり、休憩中にビンゴの数だけ、おやつを食べられます!あとべさんがカードを選んで発表すると、「リーチ!」「ビンゴ!」と子どもたちの声があちこちから聞こえてきます。

今日の早上がり賞は、さきちゃん、あすみちゃん、あらたくんで、最多ビンゴ賞 (4ビンゴ)は、エイトマン、さきちゃんでした。おめでとう!!色々な星座も覚えられて楽しい時間を過ごせました。

 

5分の休み時間は、おやつ紹介タイムになりました。うまい輪、焼き芋、鮭皮チップ、マシュマロをレンジであたためたもの、HARIBO、おつまみ新生姜と珍しいものを見せてくれました。みんなで一緒に食べるっていいね!!

そんな中、千葉の市川からお散歩レポートが届きました。栗が落ちている様子、梨畑が広がっている様子が分かり、みんなで秋のお出かけをしたくなりました。

 

3校時目は、クスリと笑えるなぞなぞコーナーです。今日は、長崎県在住のタケダの長谷川さんからの出題で、長崎県に関する4択クイズです。クイズを楽しみながら、まだ行ったことのない街に興味を持ってもらうことができました。

子どもたちは、出題されるたびに口々に自分の答えを言ってくれます。長崎県の有名なお菓子についての問題はみんなよく知っていて自信満々に声があがりますが、「長崎の夜景が何の三大夜景と言われているか?」という問題には、答えが分かれます。「宇宙三大夜景」の回答が人気ですが、正解は‥。答え合わせのたびに、「いえーい!」「やったー!」という声があがり、子どもたちが楽しく参加している様子が伝わってきます。

クイズのあと、「あとで、長崎県の場所を日本地図で確認しましょう」との高橋真理子さんからの声に、こうすけくんが「日本地図、僕のすぐ後ろにあるよー!」と教えてくれます。こうすけくんは47都道府県を全部言うことができるそうで、特技をお友達に知ってもらえる、披露できる場があるというのはとても素敵なことだと感じます。全問正解のエイトマンには、みんなから拍手が沸き起こります。お互いを認め合える、大切な時間です。

クイズは初めての試みと伺っており、楽しんでもらえるかとても不安でしたが、子どもたちが積極的に参加してもらえ、逆に不安に思っていた出題者も、一緒に参加していた大人たちも皆が楽しんで3校時を過ごすことができ、とても楽しかったです。

 

4校時目は、読書の時間です。今日は、村人で愛知県在住の浮森さんより、イランの昔話「マメ子と魔物」を語っていただきました。子どもたちはそれぞれリラックスした体勢になって、物語に聴き入っている様子が見えます。ひとつの物語をみんなで共有して楽しめる、1人で読む読書とはちがう楽しい時間です。カメラを通して、お友達がどんな表情で聴いているのかを見ながらお話を聞くことができるのも、お友達とつながっていることを感じられるいい時間です。

 

最後は、帰りの会です。今日の感想をひと言ずつ述べていきます。「初めて3ビンゴを取ることができて嬉しかった」「浮森さんのお話が面白かった」「長崎県に行ってみたいと思った」など、子どもたちは生き生きと自分の感想をお話ししてくれます。参加した子どもたち全員に発言機会があり、それぞれ自分のお話ししたことをお互いに認め、受け入れられる、寺子屋はそんな素敵な場なのだと感じられる2時間でした。

最後に次回の活動日がアナウンスされると、あるお子さんがおうちの方に、「運動会の後に参加できる?」と確認している声が聞こえます。それだけ子どもたちが寺子屋を楽しみにしているというのが伝わってきて、とても温かい気持ちになりました。

 

今回参加させていただき、全体を通して印象的だったのは、子どもたちみんなが、終始積極的に楽しく参加している姿です。子どもたちにとっては、大切なお友達や兄弟と時間・経験を共有し、お互いを思いやる気持ちを育むことのできる、大切な時間になっているのだろうと感じました。

人とつながることが難しい昨今の環境で、子どもたちの生き生きとした表情が見られる星の寺子屋の取り組みが、より多くの人に知られ、広まればよいなと感じましたし、私たち自身も身近な人たちに、こんな素敵な活動があるということを伝えていきたいです。

この度は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。