新潟県立がんセンターにて
7月27日、新潟県立がんセンター小児科にて、フライングプラネタリウム(オンライン)が行われました。
村人の大和紀子さんは、ここで保育士ボランティアをしていることもあり、以前はドームで投影を
してくれました。去年、今年は、フライングプラネタリウムになっています。
今は、ボランティアの出入りもできないので、一緒にいてもらうことはできませんでしたが、
「がんの子どもを守る会新潟支部」からのご支援でできるようにしていただいたり、
機材の受け渡しもしていただたりしました。
大和さんからのレポートです。
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3年前に私が初めてドーム解説デビューした病院です!
新型コロナ対策の為、昨年に続き、真理子さんにフライングプラネタリウムを届けていただきました。普段は「ボランティア保育たんぽぽ」の保育士としてだったり、「がんの子どもを守る会 新潟支部」として「ママカフェ」の運営に参加しています。
子どもの病気による長期入院には、親も共につきそいます。特に小児がんは半年〜数年に渡る入院が少なくありません。
ママカフェは、毎日簡易ベッドで過ごす親御さんに、美味しいドリップコーヒーやお菓子などを用意して、同じ経験をしたスタッフと自由にゆっくりと話してもらう場です。
(この時間は別のスタッフが親御さんの代わりに病棟で患児と遊んでいます)
今、こうした活動が思うように出来ないため、フライングプラネタリウムは大変貴重なイベントになっているのです。投影前日にはzoomを利用して、入院中の患児(高校生〜未就園児)と、通院治療中の患児と一緒に、宇宙や星のクイズや、手遊びやゲーム、画用紙でプラネタリウム作成をして、ワクワクを盛り上げました。
まだ明るい時間だったので、自分で作ったミニプラネタリムを顔にかぶるように乗せて、外からスマホのライトで親御さんに照らしてもらい「きれいだなー」と言っている子も。27日のフライングプラネタリウム投影は2回に分けて行われました。
院内学級の教室で天井投影でみる児童と、個室にてiPadでみる児童、それぞれでしたが、眺めながら思い思いの感想を口にしていたそうです。
火星や木星を見て「これ、おさるのジョージで見た事あるよ!」
星座を見て「この星座知ってる!」と声をあげて名前を教えてくれる子も。
こちらの病棟では毎年、七夕イベント時にドクターによる「七夕劇」が行われ、織姫役登場で子ども達に笑顔がみられます。真理子さんの落ち着く優しい語りで、天の川や織姫星や彦星を眺めた子ども達。
みんなはどんなお願い事、したのかな。
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(写真はこのときのものではありません)