星つむぎの村通信 -No80- 2022.6.14発行

星つむぎの村通信 -No80- 2022.6.14発行

最近 花好きのわたし。
今年、念願のチョコレートコスモスが咲きました(^^♪
購入した昨年は、花をつけなかったので、とっても嬉しかったのでした。
喜んで香りをかぐと、、、ほんとうに あまーいチョコレートのかおり!
めちゃくちゃ嬉しかったです。
これってとても小さな喜びかもしれませんが、こんなことが続くことが「幸せ」につながるんだろうなぁ、なんて思うのでした。
よく見ると、アガパンサスやアルストロメリアも順調に花芽をつけていました。
これも開花が楽しみです~、ワクワク♪
さて、星つむぎの村通信 80号をお届けいたします。どうぞ、お楽しみください。

(仲道正恭)

 

<星空俳句>

  雲去りて つまびらかなり 夏の星

暑い日と寒い日が交互に訪れ、しだいに暖かくなってきているこの頃です。
今日、気象庁は、九州・四国地方をさしおいて、関東甲信地方が梅雨に入ったらしい、
と発表しました。
このところ、晴れたり曇ったりの日が続き、ゆったり星が見られたのは6月3日くらいです。
雨季到来、これからしばらくは、梅雨晴れ間の奇跡を狙うしかありません。
晴れた日の夜空の星景色を詠んでみました。

2022.6.6(青りんご こと 齋藤泰文)

 

===========目次===========
1.今月の星空紹介
2.宇宙小話
3.村人だより -活動報告(スターラウンド八ヶ岳)ー
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1.今月の星空紹介

時のたつのは早いもので、今年も半分近くが過ぎてしまいました。ちょっと感慨深いこの6月は、ホタルがとても楽しみです。
でも、梅雨時の豪雨だけはおこりませんように!

6月は、夏至の月でもあります。今年は6月21日ですね。
一年で夜の時間が一番短くなります。
でも、日の入りの時刻が一番遅くなるのは6月の終わりごろで、夏至とはちょっとずれています。

そんな6月、ようやく日が暮れて 待ってましたと空を見上げても、残念なことに親しみのある土星や木星のような惑星くんたちは見当たりません。
それでも、先月の星空紹介であった、「春の大曲線」、「春の大三角」などを楽しむことができます。

実は、この時期の旬は 早朝なのです!!
日の出前には、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星(なんと、地球以外の太陽系の惑星すべて)
そしてなんと月まで一挙に現れているのです~。
金星、火星、木星、土星、月は「肉眼」で見つけられるでしょう。水星は高度が低いため、見つけるのは難しいかもしれません。
天王星、海王星は暗いため 見つけるには望遠鏡が必要です。
地球から眺めているので、ある意味、全ての惑星+月、を眺めていることになります。
そして、これらの惑星たち、わりと程よい間隔で「ならんで」見えるのです。(月は日々移動していきます)
「ならぶ」のは、惑星たちが、ほぼ同じ軌道平面上を動いているためで、私たちは その軌道を実感できるでしょう。
注意してほしいのは、惑星たちのその順番。
先頭(西側)から、土星、海王星、木星、火星、天王星、金星、水星と並んでいますよ~

いかがですか?
早起き、してみたくなりませんか(^^♪
梅雨の貴重な晴れの早朝、惑星たちのパレードを 是非お楽しみください!

Stella Theater Pro 特別版 で作成しました。 2022年6月26日 03:50 夜明け前

(仲道正恭)

2.宇宙小話

星の情報は記憶にのこります。
星の物語は心にのこります。
見上げる星空は身体にのこります。

人の名は記憶にのこります。
通信機器での会話は頭にのこります。
お会いしての対話は身体にのこります。

風薫る5月、星が2つの出会いをつむいでくれて、今も身体に余韻がのこっています。

[月齢21日]
茅野市で空に星が広がるキャンプ場「夢風林」を営む浜口夫妻のもとに集った星仲間。
八王子で農場を営む水野さんご夫妻
「星じい」こと宮下さんご夫妻
そして松本から小生も加わってワイワイ楽しくBBQ。

[月齢27日]
この村通信を作ってくださってる福岡の仲道さんがひょっこりと職場に訪ねてきてくださり、初対面!
短い時間でしたが楽しいランチを供にいただきました。

ひとつひとつの星が結ばれ物語を奏でるように
ひとりひとりの星が出会って物語をつむいでく
そんな毎日の彩りがたくさんの笑顔を生む日常がはやくおとずれますように!

(Kei こと 田中敬吉)

3.村人だより -活動報告(スターラウンド八ヶ岳)ー

スターラウンド八ヶ岳とは、八ヶ岳に観光でお越しになるみなさんを星でおもてなししようと、主に観光業に携わるみなさんが2015年に始めたイベントです(スタート当初は、スターオーシャン八ヶ岳)。
星つむぎの村は、ナビゲーター養成講座の講師などで協力をしていましたが、2017年からは、事務局を請け負うことになり、跡部が事務局長を拝命しています。

当初は、冬の間だけのイベントで、12月~2月の土曜日、清里高原ホテルとサンメドウズ清里スキー場を会場に、スクリーンプラネタリウム・ワークショップ(地球ゴマ)・星空観望を組み合わせた2時間ほどのプログラムでした。
中でも、サンメドウズ清里スキー場での回(雪の天空テラス)は、リフトで1900mの山頂まで上り、そこでスキー場の夜間照明をカウントダウンして消灯。
あたまの上には、極上の星空が広がるというスペシャルなイベントです。
主に首都圏からのお客様で、多いときには100名を超えるみなさんを受け入れていました。
21-22シーズンには、村人の皆さんも、お客様として大勢いらしてくださいました。

さらに、2018年からは、通年のイベントにしていこうと、3月~11月はグリーンシーズンとして「星空さんぽ」を開催することにしました。
こちらは、個人向けのツアーで、2~10名ほどのお客様に対して、1~2名のガイドがついて星空のご案内をしています。
清里の森の芝生広場や、丘の公園ゴルフコースの駐車場が会場です。
星空さんぽのガイドは、10名くらいが交代で担当していますが、八ヶ岳の在住の村人の安江、立岩さん、小澤さんは星空さんぽの常連ガイドとして欠かせない存在です。

直接にはスターラウンド八ヶ岳の事業ではありませんが、ロイヤルホテル八ヶ岳では前田さん、JR小海線を走るハイレール1375のガイドなどに、宮下さん、青りんごさんが活躍中。
八ケ岳の星見文化を、星つむぎの村が支えています。

また、スターラウンド八ヶ岳実行委員会と共催で2019年より、星空案内人資格認定講座(星のソムリエ講座)を開講しています。
(2020年は新型コロナウィルス感染拡大により中止)
これまでに、70名が準案内人を、13名が案内人を取得しています。
村人の方が受講されたり、受講された方が村人になってくださったりと、村のことを知っていただくよい機会になっています。

来年には、待望の「星つむぐ家」も完成します。ぜひ、一度、八ケ岳の極上の星空に逢いにいらしてください。

(跡部浩一)

雪の天空テラスにて 2019年12月28日 撮影:木村 修(スターパーティ)