横尾学童へ出張プラネ

横尾学童へ出張プラネ

3月27日(土)、横浜市鶴見にある横尾学童さんに出張プラネタリウムをしました。制限の多かったこの1年、子どもたちに少しでも夢を、少しでも楽しいことを、とたくさん工夫されてきたみなさん。延期を何回か繰り返し、でも、なんとか実現したい!というみなさんの熱い想いで実現しました。
ワークショップも並行する計画だったので、星つむぎの村からも投影者の高橋以外に村人が4名きてくれました。
りんさんと、古賀ちゃんからの感想レポート掲載します。

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伺ったのは、桜満開の横浜。
閑静な住宅街にある「寺尾学童」さん。
参加してくれたのは、約20名の小学生が2グループ。みんな集まるとわいわい!私は、前半真理子さんのプラネタリウムのお手伝いに入らせて頂きました。出来たことと言えば、真理子さんの合図でパチッと部屋の電気を消して真っ暗にしたくらい。でも、それだけでも、小学生のみんなは「おお~っ!」と反応してくれるのが嬉しい♪明かりを消しても、元気でエネルギー溢れる男の子たちは、落ち着かない様子でした。
でも、真理子さんのナレーションが進み、お話が太陽系を出る頃には…話し声も静まっていましたね。未知の世界、宇宙。でも、初めは一つのところから始まった…? 参加してくれたみんなは、一見元気に見えても、日々の生活の中で未消化になっている思いもあるかもしれません。コロナであっても、コロナでなくても。そう、子どもでも、大人でも、ですね。こんな風にあたたかな声に導かれて、みんなで「星がきれいだね」と想いを分かちあうこと。銀河を見つめているうちに、自分の心がとても静かになっていったこと。この日に感じたことが、これから先もみんなの心のどこかでキラリと輝いてくれたらいいなあ、と思います。
さて、後半は、別会場の「星座カード」ワークショップのお手伝い。初めに説明をしたり、早く終わった子達のために持参の絵本を読み聞かせしたり。村の先輩メンバー方の活躍がステキでした!

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あらためて、今回ちょうどタイミングよく、活動現場を体験させて頂き本当にラッキーでした。村の皆さんは、本当にあたたかくてやさしい方ばかり。そして、受け入れ先の方々も素晴らしかったです!村人になって良かったな~と実感できた嬉しい一日でした。
(文責: りん)

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坂道を下ってたどり着いたその場所は、思いもかけずほっこりとした場所で
映画のワンシーンにも出てくるようなところでした。
3月の和風月名「弥生」は「いよいよ」という意味も持っているそうですが、そんな言葉がぴったりの新しいいのちがゆっくり活動を始めるような静かな躍動感がある風景でした。
周りをぐるっと見てから子供達をお迎えしたのですが、実際に声を掛け合い、笑い合い、挨拶を交わし、タッチして(本当はダメですね)過ごす子どもたちとの時間は、言葉で収まらないほどの元気をもらえるひとときでした。

今回は、ワークショップの方をお手伝いしたのですが「何か質問がある人は手をあげてね。そちらに行きまーす」というと早速3年生の男の子がさっと手をあげてくれました。
「カードに書いてある二人は(ふたご座)男と女ですか?」とか
「おうし座の前髪は何色ですか?」など、結構本物の色に拘って真剣に塗っている子どもたちが多かったように思います。
「わ、すごくかっこいいサソリになったねー!」というと
「またまたー、心にもないことを言ってー」なんて茶化されてしまったりと楽しい会話をする中で、私自身がいつもよりも1.5倍くらい元気な私になっているのを感じます。
子どもの前ではいつも、そんなふうに明るく元気になる自分を久しぶりに思い出しました。
プラネタリウムは見れなかったのですが、真理子さんのお話で、終わったあとすぐに「もう一回!」と言ってる子どもがいたと聞きました。
子どもたちのあの元気なまっすぐな姿を思い出しながら、その「もう1回!」はSNSの100回のいいね!よりも素敵ないいね!なんだろうなーと思います。
私たちが便利だと作り出した物から、「言葉の力」を失い、どこか「言葉」を信じられなくなってきてしまった大人にとって子どもの本能的に発せられる言葉の重みの尊さを感じずにはいられません。
「もう1回!」
こんな素敵な贈り物をくれた東寺尾図書館で出会った子どもたちに、もうすぐにでも会いたくなってしまっている私がいます。
楽しいひとときを一緒に過ごした真理子さんをはじめ、ニッチ、りんちゃん、カナさん、ありがとう
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プラネタリウムやワークが終わったあと、学童のスタッフのみなさんが、子どもたちへのサプライズとして、「月の土地」をプレゼントしていました! 月を見れば、みんなが離れても、また同じ時間を過ごしたことを思い出せる、学童のことを思い出せる、とあるとき思いついたのだそうです! とてもポップで愛情あふれたスライドショーも素敵でした。

だいぶ前につながった方が、思い出してくださり、今回の活動につながりました。
ありがとうございました!