柏崎の幼稚園へフラプラ

柏崎の幼稚園へフラプラ

3月11日、柏崎カトリック白百合幼稚園に、フライングプラネタリウムをお届けしました。柏崎在住の村人・塚田さんが、天井用プロジェクターをわかば基金により購入し、柏崎のあちこちに届ける活動をしてくれています。
今回は、幼稚園の子どもたちを知っている塚田さんならではの視点で、オリジナル感がでました。
以下、塚田さんからの感想抜粋です。


お泊りなし、夕涼み会も無かった1年間。
高橋さんへ、あれこれ思いつくままリクエスト。作っていただいた投影は、園生活の締めくくりにピッタリなものでした。
夏の思い出を取り戻すような
打ち上げ花火、夏の白鳥座。
クリスマス時期になると日々の締めくくりに西に立つ北十字。
そしてオリオン、春の熊親子、宇宙旅行。
最後は まるで これから始まる小学生生活の夜明けのような朝をみんなで迎えました。
○子どもたちへのメッセージ
「小さな世界」で、仲間と手を取り合い生きていく。
メッセージが沢山つまっていました。
投影ラストの高橋さんの言葉
私達はひとりでは生きていけない
先生、お友達、家族、いろんな人たちに支えられていく
これは私も思う、子どもたちに覚えていて欲しいメッセージでした。
自分一人の力で解決できるのが大人なんだと誤解されがちです。
しかし、実際は、抱え込まず助けを求めることで乗り越えられたり、力を借りてこそ より良きものを作り上げられたりします。
互いに必要とされながら生きていくことができたら
それぞれが自分自身が必要とされる存在価値に気がつけたら
多くの人が、生きていることに喜びを感じやすいのでは、と思います。

〇子どもたちの反応

どの回も歓声に溢れました。
★各回一番の「うわぁー」
カウントダウンして目を開けた瞬間。
これほど見事に息のあった歓声は初めて。ほとんどの子どもたちは 天の川の星空を見たことないのかもしれません。
まるでホンモノを見たかのようで、新鮮。
花火も動画に大歓声シーンが入ってませんが、ラストは盛り上がりました。
惑星巡りは言うまでもなく(*^^*)
私達を取り囲む星、銀河たちが流れゆく美しい世界に ため息のような 「わぁ」。
星座線、星座絵、誕生星座。
どれも登場するたびに歓声✨「うわぁ」

★オリジナルであること
「この青い星はなんでしょう?」「地球ー!」
白鳥座の線がでて「何に見えるかな?」という問いに、どの回も「十字架」という声。さすが!
「そうだね。みんなの幼稚園の上にある十字架だね」と まるで園児の声を聞いていたような言葉がかえってきます。
「柏崎にやってくる白鳥」など身近な話が出ると 柏崎のこと、園もお泊まり無かった私達のことも、知ってるんだー!と グンと心が近づきます。
事前にリクエストや情報を伝えることで、よりオリジナル性の高い 見る人達にピッタリになる。
そして、どの録画式のフラプラにも言えますが、ボランティアは事前に内容がわかるので、反応予測し、必要であれば先回りした声がけもできます。
語る投影者がその場にいることが、ベストだなーと常々課題に思うところです。
でも、このスタイルも事前準備ができたり、保護者にも見てもらえる。
録画式フラプラの強みと思いました。

〇村人パワー

先生を通じて子どもたちに配布した誕生星座チケット。
昨年村人仲間あゆみちゃんが、お子さんの幼稚園のプラネタリウム時に作ったチケットがステキだったので、データをいただき大活用。
村人同士で得意を出し合い、やりたいことを実現できるっていいなぁ。

〇保護者たちにも共有
限定のyoutubeLIVEにアップしてもらい、保護者も子どもたちが体験したものを共有しました。そこからまたいろいろなコミュニケーションが生まれたと思います。

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フライングプラネタリウムは、コロナ禍にぴったりな試みですが、やはり直接、その場の反応をもらいながらお話する良さには勝てない部分は当然あります。けれども、こうやって、星つむぎの村のプラネタリウムをのことをよく理解した人が企画し、その場にいてくれるというのは、大変心強いです。
塚田さん、幼稚園のみなさん、ありがとうございました。