TOMODACHIイニチアチブさんと

TOMODACHIイニチアチブさんと

 6月14日(日)、TOMODACHIイニシアチブという、世界を舞台に、社会と地域に関心の高い若い人たちが集う場に呼んでいただき、充実したオンライン会議に参加させてもらいました。
山梨大の医学生である小笠原さんからご連絡いただき、彼女の実習の経験から、病院における患者さんの社会生活について、医療でない側面から考えたいという彼女の気持ちに、関心をもってこられた方が全国から(北海道から沖縄まで)20名。
ゲストとして、クリニクラウンの矢野さんと星つむぎの村が呼ばれました。
矢野さんとははじめてお会いしましたが、パッチアダムスに直接お会いしている方でもあり、クラウンまりちゃんのチームにいらっしゃる方でした。ご自身の体験をもとに、寄り添っていると思っても、ほんとうに寄り添われたと相手が思っているのか? ということについて心あたたまるお話でした。
私たちは、youtubeで10分ほどの宇宙の旅を体験していただいたあとに、病院プラネの活動の話をさせてもらいました。
ゲストの話のあとは、グループになって、この自粛期間に気づいたことから、長期療養の子どもや患者さんたちがきっと必要と思うことを、ともに考える時間がありました。
自分が必要とされること、自分が何かしら表現できること、それを受け止めてもらえること、自然に触れること・・ オンラインでも、オンラインだからこそできることもたくさんあること・・。
何よりさまざまなジャンルの若い人たちが、自分ごととして、療育環境に思いをはせるという時間をつくっていただいたこと、とてもありがたい時間でした。企画してくださった、小笠原さん、平木さん、ありがとうございます!

以下、星つむぎの村にいただいた感想紹介します。

この自宅にいる期間に「ああ自分が外に行って何かしなくても、世界は困らないし回っていくんだなあ」とネガティブに思ってしまったことがありました。惑星が何億年もかけて時間を費やす中でここにいることの奇跡を美しい星から感じることができ、癒されました。人とこれまでより距離を取ることが必要ないまだからこそ、自分の存在より大きい何かを離れた場所からでも一緒に体験するというプラネタリウムや星空のようなものが重要になるとかんじました。北海道の自然や星空を学生生活でもっともっと満喫しようと思います。
やる事柄そのものでなくマインドが大切であること。宇宙規模で見ればみんな同じ誕生日でフラットであるということ。今回のイベントをきっかけに素敵な活動を知ることができ、また、本日は素敵なメッセージをたくさん頂戴しました。みんなフラットであるということ、あらためて心に留めたいと思います。
立場に関わらず皆で共有できるものを大切にする、という観点をもって、病院での生活にもっと心を寄せたいと思いました。 自然の中での生と死を見つめる、というお話がとても心に残りました。
コロナがもたらした非日常が、長期療養している方には日常という事実は、ショックでした。だからこそ星つむぎ村の方々のされている事は貴いのだと思います。
「生活すること」と「生きること」は決して同じではないということをイベント中に跡部さんがおっしゃっていましたけど、イベントが終わって数時間も経った今、この言葉が身に染みています。 正直なところ、「宇宙」や「星」というトピックに関しては普段はあまり考えないのですが、オープニングのyoutube動画を見たときに、いかにこの宇宙は広く、我々が暮らしている地球がどれほど小さいのか、という事実を改めて実感しました。最近社会人として悩みが増えてきている中、あの動画を拝見して元気づけられました。自分の悩み・課題がいかに小さいのか、ということを実感しました。
寄り添うことの意味・人とのつながりの定義
“YOUTUBE感動しました!個人的に146年?に一度しか誕生日がこないという点で海王星に生まれなくてよかった、、、と思いました。宇宙について勉強している友人がいるものの、中学生から一度も学ばない天体や星について非常に興味を持ちました。一番、すごいと思った着眼点は、「宇宙や星は境界線を消す」というものです。この境界線が何であるのか、誰と誰を分断しているものであるのか、それを考えると、宇宙や星の持つポテンシャルは素晴らしいなあと感じました。現在はメンタルヘルスについて勉強している為、心の病気を持つ方や悩みを持つ方へのご活用もできるのではと今期待しています。
病院における怪我病気の治療だけでなく、心のケアという取り組みを学ぶことができた。数値で測れないことですが、医療としては大事な側面だと思いました。今回はありがとうございました。もともとのYouTubeのVTRをみて感動したのですが、フリーディスカッションの時にも高橋さんや跡部さんとお話できて、とても刺激になりました。