帝京科学大学の講義で
今のこの状況で直接出向く出張はなかなかできませんが、オンラインで、いろんなところでお話させていただく機会を得ています。
大学もその一つ。非常勤講師として携わっている山梨県立大学は「宇宙の科学」という講義で前期の15コマやっていますが、それ以外に、山梨大学のキャリア教育の講義は毎年1コマやっています。今年はオンラインだったので、日芸のサイエンスコミュニケーションの授業、そして、帝京科学大学の環境教育概論の1コマやらせてもらいました。
帝京科学大学は、環境教育の分野で活躍されている古瀬さんの授業です。
youtubeLIVEでお話しながら、オープンチャットなどで質問をうけて行いました。
たくさんの感想・コメントもらいました。いくつか紹介します。
・ここ数年感、夜の空を見上げて星を見た記憶がありませんでした。この講義を受けるまで、星という存在を自分は忘れていたなと思いました。自分が今まで綺麗な星を見れたと思う場所は、高校の時に行った、和歌山県の白浜町でした。街灯がなく、懐中電灯ないと何も見えない場所で、たくさんの星を見たのを思い出しました。本当に綺麗でした。この講義を受けるまで、本当に忘れていました。今とてもたくさんの星を見に行きたい気分です。ありがとうございました。
・凄く感動しました。天文学の授業で地球が天の川銀河の隅にあることは知っていましたが、見るということで地球又私たち人間はこんなにも小さな存在なのだなと実感が湧きました。そして星つむぎの歌、凄くいいと思います。
・宇宙は暗くて怖いイメージがあったが、話を聞いて、私たちにとって大切なもの、必要なものを多く持っている素晴らしい場所であると気が付いた。普段見えなくてもずっと頭上にあることがとても不思議な感覚だと感じた。夜になれば見えるが、病院にいる人や普段外へ出ることができない人にとっては夜空を見上げることも難しく、出張のプラネタリウムはとても画期的だと思った。内容も学術的なものばかりでなく、興味を引くような口調や引き付けるような魅力を感じた。普段注意して星を見ることはないが、今回の講義で見てみようと強く思った。日食もぜひ見たいので晴れてほしい。
・宇宙や星は私たちがただ見つめているだけの一方的なもので、自分たちとの繋がりなんて考えたこともありませんでした。でもこの講義で生命と宇宙の繋がりを感じることができ、なんだか嬉しかったです。
・真理子先生には、以前私が高校生の時にもお話しをして下さり、その当時にとても心にささり、今でも覚えています。特に、星空はどの時代、どんな人にも平等にありますが、本物の星空を見れない人たちに向けた出張プラネタリウムは、天井に映しだしたりすることで星空を見る事を可能にし、またそれを友人と見る事でとても貴重な体験になると思います。今回の授業の映像を見ていても、どの子どもたちも笑顔で何より楽しそうでとても良い活動だなと思ったし、オンラインを通して山梨だけでなくもっと色々な人達にこの活動を知ってもらいたいと思いました。
・自分の憧れていた人が出来なかったことをしようという発想がとても素敵で、実際に行動に移せることは素晴らしいことだと感じました。また、自分のしたいことを自ら行動する姿勢を見習いたいと思いました。星を見るという好きなことを活用して人との関係を深めていく活動は、人の温かさや繋がりを実感できる良い機会になると考えました。動画内でのプラネタリウムは、日常にあるはずの星々が幻想的に感じられ、普段の街や外灯などの明るさによって、星が見えづらくなってしまうことが少し残念に思いました。また、宇宙から見た地球は本当に小さく見え、宇宙が相当広いことを実感できました。地球の中だけで世界が成り立っていると思っていましたが、宇宙を含めただけでこれ程小さな存在になり得ることが分かりました。そして、人同士の争いや戦争の無意味さを感じ、もっと広い視野を持って世界を見る必要があると思いました。多様にある星の中で、地球だけ生物が生息できる環境になったことは奇跡だと改めて考えました。だから、この地球に関わる全ての人が、地球を守り続けていくべきだと感じます。
今度はリアルに会えることを切望しています。古瀬先生、この機会をありがとうございました!