「星の寺子屋」~小中学生にオンライン授業

「星の寺子屋」~小中学生にオンライン授業

GW=StayHomeウィーク中の5月3日(日)に、小中学生を対象としてオンライン授業「星の寺子屋」を開催しました。
大人は、外出自粛を求められてからひと月あまりですが、学校に通う子どもたちは、もう2か月も前から休校になっていて、教室で勉強をしたり、校庭で遊んだり、友達や先生とおしゃべりをしたりという当たり前の日常を失っています。
そして、それに対しての社会としての支えはとても貧弱で、子どもたちの学びや発達を誰が保障していくのかということへの対応がほとんどできていないのが現状です。

星つむぎの村では、これまでにも「全国一斉フライングプラネタリウム」として休校中に子どもたちに星空と一緒に明日への希望を届ける試みを続けてきました。それをさらに進ませて、ZOOMを使っての双方向のオンラインコミュニケーションによる教室を開くことにしました。
それが、「星の寺子屋」です。

その第1回は、星つむぎの村ジュニア天文部「星の子クラブ」の子どもたちと、星つむぎの村の村びとの子どもたちに参加を呼びかけました。
山梨・東京の子どもたち10人(年長~中3)と、星つむぎの村から、6名の大人が参加しました。

みんなで自己紹介

時間は午前10時~11時半。3コマの授業でした。
まずは朝の会。初対面の子たちも多いので自己紹介から。呼ばれたい名前、生まれ星座や好きな星、今はまっていることなど。学校から出されている課題がかなり大量にあるということもわかりました。

 

 

 

 

続いて、1校時は国語×理科の星座ビンゴ。12星座+夏の大三角+オリオンの16の中から9つを選んで用紙に書いて、ビンゴの速さと数を競うゲーム。途中、フライングプラネタリウムの機能を使って、星座の形や位置なども学習しました。

2校時は、音楽×体育。「ドレになるかわからないドレミの歌」。順番を決めて、前に歌った人が次の人の「音」を決めてリレーで歌うというもの。オンラインの難しさはありましたが、拍手や爆笑の楽しい時間になりました。

ここでお楽しみの休み時間。ゲームでとったポイントの数だけおやつが食べられます。家で飼っているペット自慢や折り紙などの作品を見せ合ったりおしゃべりしたり。子どもどうしの他愛ない交流がいかに大切かということを感じました。

3校時は、図工×理科。「空に見えるもの」というお題で、虹・雲・飛行機・オーロラ・人工衛星・月・流れ星・太陽・星を近い順に下からかいていくというルール。作品ができたら、みんなで発表。そして、最後に答え合わせ。子どもたちの空間認識がわかって面白かったです。

おしまいは帰りの会で、一言感想発表。「ほかの星座についてい知りたい」という感想もあり、次回に生かしたいと思います。ちょっと時間をオーバーしての1時間45分。あっという間の楽しい、星がつなぐ時間になりました。

次回、第2回星の寺子屋は、5月12日(火)午前10時~11時半。どなたでも参加できます。以後、学校再開まで、毎週火曜日に開催予定です。