星つむぎの村通信 No.22 2017年2月4日 立春

星つむぎの村通信 No.22 2017年2月4日 立春

みなさん、こんにちは。
冷たい北風が頬に吹きつける寒~い日が続いていますが、お元気ですか。
2月2日には網走で流氷接岸初日が観測されました。
聞くだけで凍えそうですね。
その一方で、関東から西の各地では、梅の開花が観測されています。
花壇の球根も芽を出して、太陽の光を受けて喜んでいるように見えます。
今日2月4日は立春、太陽の黄経315°
春は少しずつやってきているのですね。

昨日2月3日の19時半過ぎ、各地で火球(とても明るい流れ星)が目撃されたようですね。
テレビニュースで、空港や高速道路等を映す固定カメラで撮影されたものを見ましたが、とっても明るく輝きながら、ゆっくりと夜空を流れていきました。
もしかしたら、節分の豆まき中に見た人もいるかもしれません。
「鬼は外!福は内!」の願いはきっと届いたことでしょう!
(文責 植村あゆみ)


今号の目次——————————-

【今号の1枚!】

【時季の星空】

【星つむぎの村イベント情報】

【星つむぎの村イベント報告】

【「病院がプラネタリウム」プロジェクトより】

【最近のちょっと気になる話題】

【どんな人なの?プロジェクト村民~その3~】

 


 


【今号の1枚!】

今号の一枚は、富士山と冬の星座たちの共演です。
前々号から今号まで時季の星空でご紹介している冬の大三角や冬のダイヤモンドにすばる、それに星の色の違いもご覧いただけますよ。
1月27日新月の22時頃、場所は山梨県富士河口湖町にある富士五湖の一つ「精進湖」で、湖の北西から富士山に向かって撮影されています。撮影者は星つむぎの村プロジェクト村民のマエゴロウさんです。

本通信で写真を見ることができていない方がいらっしゃるようです。申し訳ありません。
お手数ですが、星つむぎの村HPからログインしていただき、村民メニューの「グループ」から「星つむぎの村通信」に入って、バックナンバーをご覧いただければと思います。
(文責 植村あゆみ)


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【時季の星空】

日が少しずつ長くなり、まだ冬枯れの景色の中にも、木々の枝がうっすら赤みを帯びて、もうすぐ春がやってくるのだと期待が膨らみます。
とはいえ、夕方には冷たい風が吹きすさぶこの時期、暗くなった空を寒さをこらえて見上げれば、金星、火星、冬のダイヤモンドが美しく輝きます。

冬のダイヤモンドの星の1つ、アルデバラン付近の星をVの字につなぐと、おうし座の顔になります。
この星の集まりは「ヒアデス星団」です。
さらに、おうし座の肩のあたりには、青白い星が集まった「プレアデス星団」があります。
日本では、ヒアデス星団は「畢星(あめふり)」、プレアデス星団は「すばる」と呼ばれてきました。
すばるは、清少納言の『枕草子』で、美しいものの1つとして取り上げられています。
日本の昔話「浦島太郎」にも、この2つの星団が登場します。
浦島太郎が亀に連れられて竜宮城へ行くと、可愛らしい子どもたちが出迎えました。
竜宮城のお姫さまは、初めに走り出てきた7人の子は「すばる星」、続いて走り出てきた8人の子は「畢星」の子たちですよと答えました。
空にあるはずの星団が、海に住んでいるのは不思議な感じもしますが、海に囲まれた日本では、星は海から昇り海に沈んでいくようにも見えます。
昔の人はそこから、星は海に住んでいると考えたのかもしれません。
また、アメリカのインディアンの伝説では、森で歌を歌っていた7人の子どもが、星たちに歌をほめられたので、嬉しくなって、手をつなぎ天に昇って、すばる星になったというお話もあります。

寄り集まっている姿が可愛らしく見えるのは、どこで暮らしている人にも同じなのかもしれませんね。
(文責 小林さやか)

 


 

 

★【星つむぎの村イベント情報】

<星つむぎの村・星空合宿>

「星を介して人をつなぐコミュニケーション」をテーマに、星や宇宙を深め、よりよいコミュニケーションを目指す企画です。
ケアリングクラウンの金本麻理子さんをお呼びしてのワークショップが目玉です。
もちろん、夜はみなさんで八ヶ岳のすばらしい星空を眺めましょう!
申し込み締め切り迫っています。210日です!
詳細がわからない方は、info@hoshitsumugi.main.jpにお問合せください

日時:2017225日(土)、26日(日)
場所:ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳内 セミナーハウス(星の郷ミュージアム)
<旅いくキッズフェスタ2017

日時:2017318日(土)1000-1600
場所:品川シーズンテラス

「旅いく」がテーマの子どもイベントに「スターオーシャン八ヶ岳」が、八ヶ岳の美しい星空を知ってもらうために出展します。
そのほとんどを「星つむぎの村」が担います。
移動プラネタリウムに加えて、素敵な星ワークショップがイロイロ。
まだ詳細がでていませんが、チェックしてください!

https://tabi-iku.jtbbwt.com/news/1200

(文責 高橋真理子)
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【星つむぎの村イベント報告】

<プラネタリウム・ハーモニー>

先週末、NPO法人心魂プロジェクト(難病の子どもたちにデリバリーパフォーマンスをしている団体)の主催で「プラネタリウム・ハーモニー」が横浜にて行われました。
7mエアドームの中に、40名ほどがはいり、広大な宇宙映像とお話とともに、ミュージカル俳優たちの素晴らしい「ナマ声」が響き、まさしく星空や宇宙と私たちの調和(ハーモニー)がうまれた時間でした。
20
mドームでも、4mドームでもできないことが7mドームにはできる!と感じました。
星つむぎの村としても、今後、こういったイベント開催、していきたいなあ、と思っています。
病院がプラネタリウムのFBサイトにも報告をシェアしてありますので、ご覧ください。

https://www.facebook.com/hospitalplanetarium/
(文責 高橋真理子)
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【「病院がプラネタリウム」プロジェクトより】

「病院がプラネタリウム」事業は、2014年より高橋真理子の「星空工房アルリシャ」が中心になってやってきましたが、2017年度からは「星つむぎの村」を運営者にしたいと思っています。
サイト情報などなかなか移行が間に合っていませんが・・すでに、2017年度へのオファーはいろいろあります。
ですが、2016年度に比べて資金が足りておりません。
みなさんからのご支援もぜひよろしくお願いします。ギフトもついています!

http://hoshitsumugi.main.jp/web/news/919
(文責 高橋真理子)
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【最近のちょっと気になる話題】

この2月からスタートする、男の子が大好きなテレビ番組、戦隊モノ(ゴレンジャーシリーズ)の新シリーズのテーマが「宇宙と星座」だと知っていますか?
その名も「宇宙戦隊キューレンジャー」です。
9人のヒーローが宇宙を駆け巡り、悪に支配された銀河を開放に導く、壮大なSFヒーローファンタジーとのこと(テレビ朝日HPより)。
ヒーローは、星座がモチーフで「シシレッド、サソリオレンジ、ヘビツカイシルバー、カメレオングリーン、カジキイエロー、オオカミブルー、テンビンゴールド、オウシブラック、ワシピンク」の9人、悪の組織の名はなんと「ジャークマター」です。
お馴染の12星座もあれば、南半球の星座もありますね。多彩な攻撃が期待できそうです。
さて、みなさんだったら、どの星座でどんな戦隊を作りますか?
獅子は百獣の王だけど、星座だったら全天で一番明るいシリウス擁するおおいぬ座をメインにする?
アンドロメダ姫を中心に、第二のセーラームーンを目指す??
いろんな声が聞こえてきそうです。
思い出してみれば、私が小さいころに見たシリーズは「超電子バイオマン」。
バイオテクノロジーが注目され始めた時期でした。
宇宙はすでに熱い!!分野ですが、この作品によってさらに、宇宙や星座に興味を持つ子供たちが増えるかもしれませんね
(文責 植村あゆみ)
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【どんな人なの?プロジェクト村民~その3~】

星つむぎの村のことをもっと知ってもらおう!と始まったこの企画、三人目は「今号の1枚!」を撮影したマエゴロウさんです。

マエゴロウ
山梨県笛吹市在住。プラネタリウム番組「137億年目の誕生日」を観て感動し、星つむぎの村の前身「星の語り部」に参加しました。
子供の頃から星が好きで、星の美しさや楽しみ方を伝えたくて、星つむぎの村に参加しています。
村でやっている事は、観望会やワークショップのお手伝いです。
モノ作りが好きなので村オリジナルの手作り星アイテムを作ってみたいです(まだ思案中)。
星つむぎの村のイベント等に来てくれた方に、星を見た時の感動や臨場感を体験して写真等で持って帰って貰う、そんなお手伝いができたらいいなと思っています。

私が星や宇宙に興味を持ったのは、小学校の図書館で星の本をよく借りて読んでいた事、ハレー彗星や日食に強い興味を持った事がきっかけです。
中学の時初めて望遠鏡を覗き、月のクレーターや木星の縞模様、ガリレオ衛星を確認したのが強く印象に残っています。
宇宙に関する作品では宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」、映画「インターステラー」が特に好きです。
音楽では松田聖子さんの「瑠璃色の地球」、平原絢香さんの「星つむぎの歌」、松任谷由実さんの「青い船で」が好きです。
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info@hoshitsumugi.main.jpまでご連絡ください
みなさまからの情報、寄稿、ご意見も、お待ちしています!!

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