神戸にて

神戸にて

神戸で「障がいのある青年の生涯学習支援会」のみなさんが、4mドームを行いました。通常のフライングプラネタリウムでは、ドームのお貸出しはしていないのですが、村人でドーム経験者がいることもあり、今回はドームで!
(フライングプラネタリウムのご依頼の際、ボランティアが出向ける場合にはドームが可能な場合もありますので、お問い合わせください) 今回もTOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトの一環です。
以下、今回、企画をまわしていた井関さんからのレポートです。


車いすユーザー3人、その他6人の障がいのある方+神大の学生さんや障がい児ご家族で4回投影しました。
神戸は明るすぎてなかなか星見えないよね。見あげようとおもった事がない。神戸って星見えるの?と参加者の声、都会のなかではやはり星が見えるという感覚が少ない事に気づきました知的障害のある子のお母さんからは「ずっと声を出しちゃうから科学館のプラネタリウムに迷惑になるんじゃないかと連れて行った事がない」
「暗いとこ苦手、パニックを起こして興奮しちゃうと困るからプラネタリウムに連れてったことがない」
そもそも、「家族で出かけた事がない」などなどいろんな理由で星をみる機会が少ない人達に集まってもらいました。

ドームに入る前は動き回っちゃう子も投影が始まれば、じーっと見上げてるし、目が真ん丸になってる子もいるし。真理子さんの不思議な声の力には毎回感動。
投影中、横になってごらんさぁ~って言ってもビクとも動かなくてフリーズしながら集中して星を見あげる子もいました。
首いたくないんかなぁ~:あせあせ:

でも、めちゃくちゃ集中してみてるし邪魔しないほうがいいねとフリースタイルで体験してもらいました。結局最初から最後まで、頭が取れちゃうんじゃないかと思うくらいの角度で座った状態で天井を見上げたり、親子3人ゴロンって寝ころんでみたり。ちょいちょい真理子さんの声に合いの手のように「いえっ!」という声が聞こえたりリラックスした状態で皆さんに観ていただきました。ドームに入ったときは「これなに?これなに?」「もうあっち行って」とキャーキャー言っていた子も投影が始まると「わぁぁぁぁぁ~・・・・」と歓声をあげたそのあとは無言(笑)

そうそう!そうなるよね。声も出ないくらい圧倒されるよね。わかるけど、お誕生日星座のとき声かけるでぇ~。返事してよぉ~。デイとか病院とかどこにも続していない障がいのある青年が多く本当に初!星つむぎの村を体験してもらいました。神戸大学の学生さんも何人かお手伝いに来てくれて星と人が繋がることができてよかったです。
学生さんから「これ横になってみたらすんごい迫力ですね、すごい!星の事はあまり詳しくないけどこれは本当に楽しかった。こういう物(ドーム)がある事、プロジェクターを使ってこんなにすごい投影ができる事。障害のある子も好きな体勢でみることができるんですね。貴重な経験をさせてもらった」との感想をいただきました。
「今日は宇宙に行った!」「オーロラこんな薄着で観れるもんちゃうで(笑)」とかいろんな感想が聞けました。

我が家の感想
今回私が機器の操作でドームの中にいるので、ゆうなも一緒に入っていましたが毎回ジーっとドーム天井を眺めてたまに呼吸器のアラームが鳴ったかとおもうと火星が近づいてきた時(笑)宇宙に飛んでいく際には体をユラユラさせて呼吸器のアラームが鳴り。。。:あせあせ:
ゆうなから「これ入院してた時のヤツやんね?わたしはじめてなかでみた!」
真理子さんの声がプロジェクターから聞こえてくると「にっこり」「まりこさんどこ?」って(笑)傍にいると思ったのか?(笑)
何気に、ずーっと一緒にドーム体験したいなぁ~って思ってたらビックリするくらいイレギュラーな形で体験しちゃいました。お誕生日星座のところでは、かに座のところではキラキラした目で「おかあさん?やんね?」さそり座は「わたし」
お父さん何座やった?「知らん」 宏太は?(弟)「ないんちゃう?」って冷たいゆうなでした。(笑)
コロンと丸い形がとってもかわいい4mドーム初めて設営を体験しました。空気を入れ始めてすぐに丸くなりますが、潰れるときも早くて出入口整備が本当に勉強になりました。何度かドームがしぼんでゆうなの上に崩れ落ちゆうなが行方不明になってました(笑)設営の際に夫と息子にも出動してもらい「ほしつむぎぃ~」のかけ声で撮影したら「にっこりスマイル」最後にゆうなが靴下はいてない事に気づきました(笑)