出雲、神戸、東京、山梨、広島、愛知、富山にて
星つむぎの村の「病院がプラネタリウム」ははじめてご利用される団体さんや施設さんには無償でご提供していますが、それの多くは、TOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトにて、実施させていただいています。
今年度60件の枠のうち、残り12件となっています。ご希望される方はお早目にご連絡ください。
8月のTOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトは、出雲のCSいずもさん、神戸の「障がいのある青年の生涯学習支援会」さん、東京のアルエットさん、山梨のあおば白根さん、山梨のみらいっこさん(出張)、広島のあすかさん、東京のおでんくらぶさん、愛知のにこまるさん、富山のkanonさん(出張)での実施でした。
(出張、と書かれているところ以外は、フライングプラネタリウムです)
これから報告を出すところもありますが、これまでいただいたご感想紹介します。
<にこまるさん>
導入時に「星つむぎの村」の説明を行い、それぞれの生まれ星座について子どもたちと対話を楽しみました。「私ふたご座」など発言が聞かれ楽しみな様子。子どもたちとスタッフそれぞれの生まれ星座のシールを作って胸や腕に貼って準備万端。インターネットで調べた星座占いもみんなでシェアしました。 少しずつ暗くなる部屋に不安そうな子どもも、見慣れない機械に手を伸ばそうとする子どもも、それぞれが期待と不安にドキドキ。言葉の出せない子どももきょろきょろソワソワです。 プラネタリウムが始まると、各々が「わー」「きれい」と口に出していました。
高橋さんのアナウンスが始まるとキョロキョロと周囲を見回したり、天井に投影された画像に興味津々です。 実際に12星座が映し出されたところで、「私のふたご座あったよ」などの自由な感想と、ジタバタドタドタという体での反応が見られていきました。特に、火星が降ってくるシーンや土星がせまってくるシーンでは「あぶない」「きゃー」と楽しい悲鳴も聞かれました。特筆すべきは、スタッフたちの反応。みんな子どもたちとともに観客となって一緒に楽しめましたし、いつもと違う子どもたちの反応にスタッフもドキドキワクワクでした。
上映が終わったころには、みんなの目がキラキラ。興奮した様子の子どもや反対に穏やかな雰囲気の子どもも、それぞれがそれぞれの反応で楽しんでいたようでした。
普段の活動とは違う反応が見られたことが一番の収穫でしたし、あらためて「一緒に楽しむ」という共有体験の大切さを振り返りました。
<あすかさん>
表出することが難しい、重い障害をもつ子どもたちに鑑賞してもらいましたが、何かを感じ取っているような表情や声を出すなどの様子が見られました。 部屋が暗くなったこと、天井に星空が映し出されて部屋が少し明るくなったこと、普段デイにいるはずのないお母さんと一緒に鑑賞できたこと、など、「特別な体験」になったと思います。
スタッフにとっても、夏休みの特別な思い出になりました。 プラネタリウムを鑑賞している様子をご家族にお伝えすると「今度科学館のプラネタリウムに連れて行ってみようかな」と言われていました。デイで経験することができたからこそ、子どもとご家族の次のステップにつなげるきっかけになったと思います。 この度は、本当にありがとうございました。
<おでんクラブさん>
星つむぎの村さんのプラネタリウムはご自宅で配信を見ていらっしゃる方も多かったですが大きく天井いっぱいの映像は初めてという子もいました。何がはじまるのかワクワクしながら、いつもはおとなしくできないお子さんもじっと見つめていたり、観察する様子がうかがえました。首の傾性が強い方は天井を向くことができませんでしたが、音と光を感じていました。
自分の星座をみつけたり、大胆な惑星の動きにおどろいたり、きれいな星々の映像にうっとりしたり、飽きることなく楽しめました。昔のプラネタリウムと違って映像もきれいで素晴らしかったです。